マリア祭

 爽やかな風と新緑が美しい5月は、マリアさまの月。
マリアさまの素直で優しく強い心にならおうと、毎年5月にマリア祭を行っています。今年度も、ESAアジア教育支援の会から辻さんをお招きし、支援している里子たちの現状について教えていただきました。
 インド・ダージリンにある紅茶農園に、私たちが支援している里子たちのグループがあります。その学校で親元を離れ、寮生活をしている7歳の女の子の話を聞きました。お話を聞いて子どもたちと考えたことは、「里子たちのために、募金以外でも何かできることはないか」ということです。

・ダージリンとゆうくににいる女の子がつらそうに生きているのをみてすごくしんぱいしました。マリアさま、わたしたち日本のにんげんたちにできることをさがしています。どうかわたしたちにできることをおさがしください。(1年)

・つじさんのお話を聞いて、私でも出来る事が分かりました。なので、私は今やっている事はもちろん、本をつくったり、里子達のお母さんが作った紅茶を買ったり駅などでやっている募金活動に協力をしたいです。そして、大人になったらインドなどに行き、直接支援をしたいです。(4年)

・私は今まで特に何も思わず、「募金の日だから」とお金を募金箱に入れていました。でもそれは、本当に支援しているのか、里子のために心を込めて募金しているのか。募金はしているけど他の生活態度は、里子たちを考えているのか…。そんなことが頭に巡りました。(6年)

 貧しさを次の世代に引き継がせないために、誰からも盗まれない、そしていくらでも分かち合うことのできる知識を教育によって得ることが、里子たちに一番必要なことです。私たちが当たり前のように得られている教育の機会が、いかに大切なものなのか、改めて考えさせられました。

リレー練習(運動会に向けて)

 運動会に向けて、休み時間にリレーの練習をする子どもの姿がよく見られるようになってきました。運動会のリレーは、4年生から6年生までがクラスを2色にわけて、全員が走ります。「2つに分けるにはどうしよう?」「順番はどうしようか?」などクラスみんなで意見を出し合って進めていきます。6色のチームが走るリレーは、運動会の一つの注目競技でもあります。
 どのクラスも本格的な練習が始まり、少しの休み時間でも子どもたちが自主的に校庭に集まってきます。担任の先生も子どもたちと一緒に作戦会議に参加します。練習を繰り返していくうちに、バトンパスがスムーズになり、タイムがみるみる縮まっています。本番までにどのくらい上達していくのか楽しみな毎日です。

4年 聖書授与式

4年生にとって『聖書授与式』は、特別なものです。
私たち教員も使用している“大人の聖書”を授かる日だからです。
分厚い本が手に渡る瞬間を、みな心待ちにしていました。
授与される場所は、道を挟んだ中高にある学園聖堂。校長先生から、一人ひとりに手渡されます。
聖堂に到着です。
ゆっくりと一礼をし、目を閉じ、心を落ち着け、いよいよ授与されるときです。
受け取った後は、聖堂に紙の音が響きます。
4年生にとって「難しそう…」と、初めて目を通す聖書に重みを感じながらも、また一歩成長している自分にも出会ったことでしょう。晴れやかな気持ちで聖堂をあとにしました。