仏検5級合格証書授与

 今年は6年生36名が、秋季仏検5級に見事合格しました。終業式に校長先生から合格証書を受け取りました。大学生や大人が受ける資格試験ですが、小学校のフランス語学習の集大成と考えて挑戦しました。3月末に実施されるDELF Prim A1に向けて、勉強を始めた子どもたちもいます。こうした資格試験を受ける受けないに関係なく、「なんとなく歌って、口ずさんで楽しい」から、「書けて、話せて、使えてもっと学びたい」にギアチェンジする時期になったようです。

聖劇練習

 先月より練習を積んできた聖劇が、いよいよ本番を迎えます。

 練習を始めたころは、台詞を覚え、自分の出番が来たときに言うことが精一杯だった子どもたち・・・。

 日に日に上達し、11月中旬には台詞を覚えていることは当たり前のこととして、声の大きさや自分の体の向き、手振りや足の運び方を一生懸命練習しました。

 何度もやり直しが出る中で、台本通りに台詞を言うことがよいわけではないことに気付く子どももいました。自分が言いやすい台詞に少し変え、より役と自分がマッチするようになったと言う子どもがいました。去年の聖劇と、少し違った台詞を探すのも鑑賞の楽しみの一つではないでしょうか。

 天使役の2年生は、役の中で最年少ということもあって、高学年に可愛がられています。舞台裏や幕の中にいるときでも、高学年のお兄さん、お姉さんがしっかり面倒を見てくれました。頼もしいです。

 子どもたちは本番を前に、覚えていた台詞を忘れてしまったり、一度覚えた振り付けを、これでよいのかもう一度確認したりしてソワソワする姿が見られます。今週は、最後の確認として、落ち着いて焦らずに台詞を言うこと、待っている間も静かにすることなど、今までの練習の成果をだせるように声かけをしました。

 寒くなり体調を崩す子どもが出始めていることが心配です。本番は全員がそろって、練習の成果が発揮できる劇ができ ますように。

英仏語スピーチ大会「おしゃべり横丁」

 5・6年生全員が参加する、恒例の「おしゃべり横丁」が、Bernier理事長先生をはじめとする10名のゲストをお迎えして行われました。

 5年生は二人組で「Who am I ? Qui suis-je ?」クイズを、6年生は英仏語で「All about me. Salut ! C’est moi」を発表しました。5・6年生の保護者の方々にも参観していただきました。

 4年目の「おしゃべり横丁」ですが、今年初めて行ったことは、6年生全員が英仏語の二か国語でのスピーチです。夏休みから準備を始めましたが、英仏語で作文し、先生が入れた音をiPadで聞きながら練習を重ねました。USBで家に持ち帰って練習に励んだ子どももいます。当日は笑顔で楽しそうにクイズもスピーチも発表できました。

 横浜日仏学院のPerson館長も「小学生が英仏語でスピーチするのは、とても珍しいこと。いろいろな言語に目を向ける良いきっかけです。」とおっしゃっていました。複言語教育を行うカリタス小学校らしい行事として、やっと形が整ってきました。

 また、体育館に全員集まってのまとめでは、LFIT(フランス人学校)の子どもたちによる日英仏語のビデオを見たり、高1の久保さんによるシャンソンを聞いたりした後、アンコールスピーチの発表もあり、充実した会となりました。