6年生 高田小学校(陸前高田市)とZoom交流 ―秋の宿泊に向けてー

6年生は、今年の秋、3年ぶりに宿泊(岩手)に行く予定です。二泊三日の2日目は、陸前高田市に出かけて、津波伝承館や旧気仙中学で震災について学んだ後、高田小学校で交流会を持ちます。

6年生の宿泊委員は、6月から毎週木曜日放課後に集まって陸前高田市や高田小学校について調べ、模造紙にまとめました。(→学年オープンスペースに掲示してあります。)6月23日放課後、学年集会を開いて、それまで調べてきたことを発表し、学年全体として宿泊への期待と意欲を高めることができました。

6月28日午後には、高田小学校とカリタス小学校の6年生全員で、お互いの学校や地域を紹介し合うZoom交流会を持ちました。プレゼンテーションや交流会の実施に慣れているカリタス生は、遠く離れて暮らす高田小の6年生とも、笑顔で言葉を交わし合い、すぐに和やかな雰囲気ができあがりました。

そして、7月8日、高田小学校児童会役員5人とカリタス小学校宿泊委員9人とで、秋に高田小学校を訪問して行う交流会について、再びZoomにて打ち合わせミーティングをしました。両校から挙がった案は、自己紹介・「イーハトーヴの風」の合唱・「雨ニモマケズ」の暗唱・大縄・ドッジボールとドッジビー等です。自分たちで企画を考えているので、思い出深い時間になりそうです。

【Zoomミーティングの感想(宿泊委員)より】

私達宿泊委員と高田小学校との打ち合わせは、最初はとても緊張しました。でも、高田小学校の児童会の人たちと話し合ううちに、具体的にどんなことがやりたいのかイメージが湧いてきました。私達が提案したことの他に、高田小学校からはドッジビーや高田小学校の学校探検など、私達が思いつかなかったアイデアが出ました。私は、高田小学校の中を案内してくれているうちに、カリタス小学校の人も高田小学校の皆さんも仲良くなれるからいいなと思いました。また、私達の提案について、たくさん質問してくれてうれしかったです。「イーハトーヴの風」をみんなで歌ったり、大縄をやったり、できることが今日の時点でもあったので、また高田小学校の児童会の皆さんと相談しながら楽しい交流会にできるようにがんばっていきたいです。
(S・A)

私たちは、9月に岩手の陸前高田の高田小学校と交流会をします。そのためにこの前、6年生全体で高田小学校とZoomで交流をしました。「岩手の学校」と聞くと、とても距離が遠く感じていました。ですが、このZoom交流会をすることで、交流する前より、学年全体で高田小学校を身近に感じることができました。

今回は、私たち宿泊委員と高田小の児童会の人で、現地ですることを提案し合うためにZoomミーティングを行いました。私たちが考えた「自己紹介の方法」やカリタス小学校ならではの遊びなどを紹介すると、高田小のみなさんは拍手をして「ぜひやりたいです」と言ってくれました。数週間前から話し合っていたものだったので、こうして「やりたい」と言ってもらうことができて、達成感が感じられました。また、自分が考えた案を使いたいと言ってもらえたときは、うれしすぎて感激しました。私たちからの案の紹介の後、高田小学校の方からは「校内を紹介したい」と言ってくれました。私たちの学校と同じように、9月の交流会を楽しみにしてくれていることが伝わり、とてもうれしく思いました。これからもいろいろな工夫をして、高田小学校のみなさんはもちろん、両校の先生方やカリタスのみんなにも、思いっきり楽しんでもらえるような企画を考えていきたいです。
(T・F)

1回目に高田小学校とZoom交流をした時よりも、安心して落ち着いてできました。なぜなら、1回目にお互いの小学校の紹介をしたからだと思います。お互いの小学校を知ることも1つの学びだと思います。

高田小学校と私たちカリタス小学校の意見が重なる部分がとてもたくさんあり、スムーズに打ち合わせができました。「同い年だとやりたいことが似ているな」と感じました。こうして、離れていてもZoomミーティングを開催して打ち合わせすることで、「早く宿泊に行きたい!」「高田小学校と交流したい!」と思う気持ちが増えてきてくれるとうれしいです。宿泊まで私達にとってはとても時間が少なく感じますが、宿泊を楽しい思い出にできるように、これからも頑張っていきます。
(Y・K)

今日は、岩手への宿泊の時に交流会をする高田小学校の児童会とのZoom打ち合わせでした。まず、Zoomを繋げた途端、パッと高田小学校の児童会のみなさんが映っている画面が出てきました。みんな白い背景に白い長机に座っていて、一番最初に思ったことが「かっこいい・・・」でした。今思い出すだけでも「かっこよかったなあ・・・」と溜息が出ます。高田小学校の児童会のみなさんはすごくきちんとしていて、直前まで緊張していなかったのに、心臓がバクバクしていました。それに比べて、私たちは図工室の窓際の隅っこに立っていたので、比較的頼りなく見えてしまったかもしれません・・・。

さっそく打ち合わせが始まって、まず自己紹介から始めました。みんな真剣にこっちを見ていて、私が自己紹介した時も、ちゃんと相槌を打ってくれました。次に、どんどん、交流会でやりたいことの案を出していきました。岩手にちなんだ案(宮沢賢治クイズなど)を出していくと、段々と高田小学校の児童会の皆さんも、少しずつ心を開いてくれているように感じました。とてもうれしかったです。私たちが笑うと、高田小学校の皆さんも笑ってくれたし、「想像していた堅い感じの打ち合わせではないかも・・・」と気づきました。

高田小学校の児童会の皆さんとは、まだ直接話したことはないけれど、もう友達を作れた気分です!
(O・K)

聖歌ベル隊ビデオレター作成

クリスマスミサに向けて、歌の大好きな5、6年生有志が集まり聖歌ベル隊を結成して練習しています。
毎年、近くの老人福祉施設へクリスマスコンサートに出かけていましたが、今年は行くことができません。そんな中ですが、少しでもクリスマス気分を味わってもらいたいと、ビデオレターを作成しました。カメラの向こうで聴いてくださるおじいちゃんおばあちゃんを想像しながら、一生懸命歌いました。
ライフコミューンのみなさま、東京多摩病院のみなさま、どうぞお身体に気をつけて、よいクリスマスと新年をお迎えください。

きみがだいすき ずっとだいすき

 

カリタス小学校といえばこの曲、「きみがだいすき ずっとだいすき」:
作詞・作曲:城先生。
「笑っちゃえ」「パプリカ」に続く、動画シリーズ第三弾になります。
実は、最初に動画を作成したいと思ったのは、この歌です。この歌で、教職員紹介をしたら、「子どもたちよろこぶだろうな」と思ったのが、最初でした。しかし、動画編集のソフトに慣れていない、そして、収録が終わるまでに時間がかかるなどを勘案して、先に「笑っちゃえ」、「パプリカ」を作成しました。
この2本を先に作成したおかげで、動画編集技術がかなり上がりました。

さて今回は、これまでよりもストーリー性のあるものにしました。
はじめの「紙飛行機」は、カリタス小学校を旅立った卒業生、そして、これから卒業していく在校生(1年生もですよ)をイメージしています。夢を持って旅立った卒業生は、いつかカリタス小学校に戻ってくる。そんなイメージで、「紙飛行機」を飛ばし、小学校に着地させました。
実は、「紙飛行機」を着地させるシーンが一番、NGが多かったです。。。なかなかきれいに着地しなくて。。。大変でした。一人で8回くらい撮り直しました。
「紙飛行機」が、小学校に着くと、この曲が流れる。この曲を聴くと、当時の思い出がよみがえってくる。

映像では、1年生から6年生までの教室を校長先生たちが回り、先生たちが歌って出迎えています。卒業していくと、それぞれの教室にそれぞれの思い出があります。卒業生たちが、思い出を噛みしめながら、教室を回っているイメージです。

警備員さんやバスの運転手さん、修繕管理のみなさん、清掃のみなさんが参加しているのも、その人たちをみれば、その人たちに関わる思い出が溢れ出てくる。そして、カリタス小学校は、これだけの人たちが関わって、「カリタス小学校」が成り立っているということを知ってもらうために、多くの人に協力してもらい撮影しました。

最後は、6年生の先生たちが教室にいない。体育館で歌って出迎えているシーンになります。1回目のサビは、6年生の先生。2回目は、いろいろな先生やカリタス小学校に関わる人たち、そして3回目は、みんなでサビを歌って踊る。

この「カリタス小学校」は、みなさんを迎え入れるのは、学年単独ではないよ。「先生たちみんなが、同じ気持ちで、みなさんのことを待っているよ」というイメージで作りました。

そして、今も先生たちみんな、みなさんのことを待っていますし、会えるのを楽しみにしていますが、今だけではなく、卒業しても、「ずっとみなさんのことを待っているよ」というメッセージ性のある動画にしたつもりです。
動画作成者の自己満足かもしれませんが・・・。そういうイメージで作成しました。

ストーリーは、卒業していくみなさんをイメージしていますが、もちろん、今、行きたくても学校に行けないみなさんが、「学校に行きたい!」「カリタス小学校の先生たちに会いたい!」「カリタス小学校に関わっている人に会いたい」など、そういう気持ちになることを第一に考えています。動画を見て、よろこんでもらえたら、うれしいです。