5年1組総合「世界の食の平和~バングラデシュ料理作り」

ESA(アジア教育支援の会)の辻さんをお招きして、子どもたちの念願だったお料理を教えていただき、一緒に作りました。
自分たちがしおむすび募金を送って支援しているバングラデシュの子どもたちが普段食べている料理、キチュリとチャパティを作りました。

キチュリはカレー風味の豆と米のお粥で、チャパティは小麦粉を丸く薄くのばして焼いたナンのようなパンです。お鍋で玉葱を炒めてお米と豆を入れ、キチュリをぐつぐつ煮込んでいる間に、チャパティの生地をこねてしばらくねかせました。それを手と麺棒でのばして、フライパンでかるく焦げ目がつくまで両面あぶり、最後は直火にあてて、ぷうっと膨らませるのです。うまくできた子どもたちから歓声があがっていました。
キチュリの味付けはクミン、コリアンダー、ターメリックなどのスパイスをミックスしました。
とても楽しく、そして美味しくできあがりました。作るのも手際よくがんばっていましたが、片付けまできれいにできたことも良かったです。

レシピをいただいて、みんな「お家でもチャレンジしてみたい!」と言っていました。先生方も試食してくださいました。「美味しい」「辛みが大人の味だった」「スパイスが効いている」と大変好評でした。

これから、食品サンプルとしてもキチュリとチャパティを表現したいと思っています。
辻さんと一緒にランチルームで給食をいただき、色々お話をすることもできました。辻さんにはこんな素敵な時間を作っていただいて感謝の気持ちでいっぱいです。待降節の始まりはとても良い時間になりました。

「6年生の考えた献立」①

6年生は家庭科の授業で1食分の献立を考える学習をしました。今年度は、給食の献立を考えました。はじめに、栄養教諭の先生に、給食のメニューを考える時のポイントを教えてもらいました。栄養バランスを考えるだけでなく、旬の食材を取り入れたり、食器や食缶の数にも考慮したりして献立を決めていることを知りました。グループに分かれて献立を考え、アピールポイントなどを発表して、クラスで一つ選びました。

12月3日はその第1回目です。6年3組の考えた献立が実際に給食として出ました。おすすめのポイントは、いろいろな国の料理が楽しめるところです。イタリアのミートソースペンネ、メキシコのカリカリベーコンのシーザーサラダ、フランスのオニオンスープ、デザートは、プリンタルトでした。外国の文化を感じながら、楽しい給食の時間になりました。

今月は、あと2回6年生の考えた献立が出てきます。ほかのクラスの考えた給食も楽しみに待っていてください!

 

「絵本とコラボ給食」⑥

最後の「絵本とコラボ給食」でした。今回紹介する本は、『ふしぎなおきゃく』です。

おいしいと評判の「とんちんけん」に、ある日、ふしぎなお客さんがやってきます。注文したラーメンを一口だけ食べて、帰ってゆくのです。毎日やってきては、少ししかラーメンを食べずに帰ってしまうお客さん。いったい何が目的なのでしょうか?

その日の給食には「しょうゆラーメン」が登場しました。昆布と煮干しでだしをとったスープとたっぷりの野菜が入っています。野菜には風邪を予防する栄養がたくさん入っています。初めて給食にしょうゆラーメンが出されたこともあって、子どもたちは大喜びでもりもりと食べていました。絵本に出てくる食べ物が給食に登場することで、子どもたちは読書にも食にも一層関心をもつことができました。今回が最終回と知って残念がる子どもたち・・・いつかまたこの企画ができることを楽しみにしていて欲しいと思います。