LFIT(東京国際フランス学園)との交流会

6年生の教室にLFIT(東京国際フランス学園)の生徒18名が遊びに来てくれました。
カリタス小学校では1年生からフランス語の授業がありますが、同年代のフランス人とコミュニケーションをとるのはほとんどの子にとって初めての経験です。
今年のLFIT交流は12月から始まりました。LFITの生徒たちが送ってくれた自己紹介動画を見た6年生からは「日本語じょうず!」「この子たちと友達になりたい。いつ来るの?」「おれもサッカー好き!」と、興味津々な声がすぐにあがりました。クリスマスの挨拶と自己紹介をフランス語で書き、かわいいイラスト入りのクリスマスカードを仕上げて送りました。LFITの先生によると、フランス人の生徒たちはとても喜んでくれて、ぜひお返事を書きたい!と言ってくれたそうです。
1月には「あけましておめでとう」と日本語で一生懸命書いてくれた素敵なメッセージカードがカリタス小学校に届きました。自己紹介動画やメッセージカードを見ながら「どんな子がカリタス小学校に来てくれるのかな?」「こんなこと一緒に話せたら楽しそうだな♪」と、一人一人が想像を膨らませ、LFITの生徒の紹介カードを作成しました。そのカードは来校した際に名札としても使用したのですが、みんなとても喜んでくれました。
当日は雪の影響で到着が遅れてしまい、交流時間は短くなってしまいましたが、「習字」を体験してもらったり、英語・フランス語・日本語で「なんでもバスケット」を楽しんだりと有意義な時間を過ごすことができました。また、フランス人にはとても珍しい「お掃除」を体験したいという希望もあり、みんなで一緒に教室の掃除を行いました。
最初は、どうやって話しかけたらいいか分からない…と緊張している子も多かったのですが、気づくとiPadを使ってフランス語を調べたり、一緒に筆を持って漢字を書いてあげたりと、自分たちで工夫している姿も見られました。お弁当も一緒に食べ、休み時間にはサッカーやドッジボール、かくれんぼをして楽しく遊びました。一緒に遊ぶことで、言葉の壁を乗り越え、仲良くなることができました。
午後はLFITの生徒たちが日本語で学校紹介や授業紹介をしてくれました。日本語で一生懸命話そうとしていることが伝わるとても素敵な発表でした。最後はみんなで一緒に、日本語とフランス語で「小さな世界」を元気よく歌いました。とても楽しく貴重な交流ができた一日となりました。

全校授業研究会「2年体育 ボールを使った運動遊び」

全校授業研究会では、研究授業を行うクラスだけが残り他の子どもたちは下校します。そして、一つのクラスの子どもたちの姿を全教員が参観します。子どもたちと同じように、教師も学び続ける存在でありたいという願いを持ち、全教員が子どものたちの姿をじっくり観察し、その子の想いに心を寄せて語り合います。本校の一人ひとりを大切にする教育理念に通じる研究会です。
本時では対戦形式で味方からのボールを落とさず捕るために、どのように動いたらいいのか試行錯誤したり、うまくいかなくて困っている友達に寄り添いアドバイスをしたり、成功した時には一緒に喜ぶ姿がありました。教師がどのタイミングでどう声をかけるのか、子どもの姿をよく見て見極めていける授業者でありたいと思います。
今回の研究会では指導講師に福井大学連合教職大学院の荒木良子先生にご来校いただきました。また、広島県のなぎさ小学校からも前回の校内研究会に続いて参加してくださいました。ありがとうございました。

3年生 起震車体験

3年生の元へ川崎消防署・消防団の方々が来てくださり、三つの体験をしました。
①消防士さんの装備
隊員の方が身に着ける、防火服やホース、マスクなどを紹介していただきました。身に着けてみると、ぶかぶかな服にランドセルよりも重い酸素…身に着けることはできても、走り回ったりするのは大変だ!と話す児童も。隊員の方が実際に1分以内に準備をし、「早い!」と拍手喝采でした。
②消防車
消防車の仕組みを見て、「緊急車両が通りまーす!道を開けてください!」とアナウンスをしてみたり、運転席に乗ってみたり…と、貴重な体験ができました。消防車から出てきたホースは、皆で走って追いかけてもまだまだ余っているほどの長さでした。
③起震車
起震車に乗り、地震の体験をしました。大きな地震を経験したことのない子どもたちでしたが、震度7までの揺れを体験しました。掴まっていなければ危険なほどの揺れに、上から物が落ちてくる様子や窓ガラスが割れる音を聞き、とても怖かったと話す様子も見られました。
体験後は質問の時間も長くいただき、災害についての理解を深めることができました。これをよい機会とし、火事や地震への防災意識が高まっていきますように。