1年 一粒の赤い実から広がる幸せ~ミニトマトの収穫~

 わき芽を上手に摘んだのでミニトマトもとても勢いよく育っています。
 時には動物に夢中で水をあげ忘れたり、手入れをしそびれて気の毒な事もありますが、実が赤く実ってくると、毎日楽しみにようすを見に行くことが増えてきました。たった一粒の赤い実を「お母さんに見せたいの」と言って、朝から一日大切に持っていて、大事に大事に手に乗せて電車に乗って帰って行く子もいました。
 一粒の実は小さいけれど、そこから生まれる話はきっと大きく、家族にとって幸せな時間となることでしょう。

4年3組 学年を跨いで遂に掴んだ、念願の『300回』!

 「7月9日まで、東京の日照時間は24分」と、朝のテレビが伝えていました。7月10日は金曜日。大縄が行われる日です。大縄はできるのか…。その日、ぬかるみの残るグラウンドには朝から太陽の光が差し込んでくれました。久しぶりに大縄を行うことができたのです。
 体育はない日でしたが、体操服に着替え、グラウンドに繰り出します。ケガをしている友達も、列の近くにいて、「円小さく~」などと声を掛けます。4年3組全員が来て、練習に励みました。
そしていよいよ本番。その前には、少しの間、練習時間が設けられています。一周跳んでみて、課題を発見。前々からの課題でした。「跳び終わった人が列の後ろでたまらないようにしよう。」そう確認して、遂に本番です。

 よーい…「ピーッ!」 ハイハイハイ…縄に思いきり入っていきます。
 「あと1分です。」
 「3…2…1…ピーッ!」

 結果は…『300回』。一瞬静まりかえったと同時に、歓声があがります。「キャー!」。3年生の時から目指していた“3”に到達したのです。
 みなが練習に来て、真剣に取り組みました。本番、たとえ縄に引っかかっても、次の人のためにすぐに抜けました。そのような取り組み方を神様が見てくださっていたのでしょうか。“300”というご褒美をくださったのです。
 最後はみなでパシャリ!その後は新記録後恒例、鬼ごっこで走り回りました。

フランス人大学生、5年生に1日入学

 日本語研修で来日中のフランスの名門Grands-Ecolesの学生31名が、カリタス小学校5年生に一日入学しました。音楽、家庭科、算数、習字そしてクラブ活動、掃除など普段の学校生活を一緒に過ごしました。
 子どもたちは、日ごろ学んでいる英語、フランス語、そして日本語を駆使してお兄さん、お姉さんたちと一生懸命に会話を試みました。「本物のフランス人!」と喜んだ子どもたちもいましたが、なかなか話が通じず、「もっと勉強しよう」と思った子どもも少なくなかったようです。フランス人学生も「教室で学ぶ日本語が全く使えない」と悔やんでいました。本物と本物がぶつかって、素敵な異文化交流体験になりました。