2年生、1学期最後の図工は、国語で学習した『スイミー』とコラボして、スイミーが住む海の世界を、校庭にある工事現場を囲う壁面に描きました。少し前に3年生がシャボン玉の壁画を描いている姿を見て、「私たちも描きたいなぁ」と話していた子どもたち。大きなキャンバスに物怖じすることなく、思い思いに海の世界を描くことができました。
2年生の国語でずっと読み継がれている『スイミー』は、作者レオ=レオニさんの、海に住む生き物たちの豊かな描写と、透明感があって独創的な挿絵が魅力的で、毎年子どもたちが夢中になって読む作品です。谷川俊太郎さんの訳も読みやすく、全文を暗唱してしまう子も。
壁画作成では、まず一人一人が描きたい生き物の大きさや形に合わせて、その生き物が泳げる広さの「海」を描きました。大きな刷毛を使い、腕を大きく動かして、波の様子、水がゆらめく様子を表現します。その海を背景にして、次に子どもたちのイメージした海の生き物を自由に描きました。どの子も元気の出る色でカラフルな生き物たちが描けました。