創立記念の集い




 本日、創立記念の集いがありました。6年生と1年生による寸劇があり、学園の創立者聖マルグリット・デュービルの生き方が紹介されました。彼女が大切にしたみことば、「最も小さい者の一人にしたのはわたしにしてくれたことなのである(マタイ25:40)」は、子ども達の心に深く届いたことでしょう。その後、永久コパン(コパン経験者)の有志が、学校近くの障害者福祉施設「あゆ工房」に出かけた様子を、スライドを使って発表しました。その中で、今まで偏見を持って障害を持った方々を見ていたが、実際にその仕事ぶりに触れたことによって尊敬の念すら抱くようになったというくだりが印象に残りました。集いの後教室に戻った子ども達は、私たちの周りにいるデュービル(のような生き方や行動など)について思いを巡らせ、自分にはどんなことができるかを考えました。

1年生 秋祭り

 1年生の秋祭りがありました。大好きな6年生と味わうお祭りは、御神輿を担ぐことから流れ出しました。ワッショイ ワッショイ! 子どもたちの声が校庭にこだまします。各学級が担当するお店に加え、お父さんたちの綿菓子屋さんやパン屋さんなども開店し、どの子も満面の笑みでした。ここまでの道のりは子どもたちなりに工夫や苦労の連続でしたが、一人の力でできないことをみんなの力でやり遂げたのです。この日はその悦びを1年生のみんなで確かめ合う一日でした。

6年生から1年生へ聖歌を伝える

 カリタス小学校では、毎朝、聖歌を歌います。今週の聖歌は「聖マルグリットデュービルの賛歌」です。本学園の母、聖マルグリットデュービルを讃える歌ですが、フランス語で歌うため、1年生にとっては、まだ難しい聖歌です。そこで、6年生が1年生の教室で聖歌を歌い、また、聖歌集の楽譜を指で追ってあげることで、聖歌を伝えていく活動をしました。きっと、隣で歌う6年生の声を聞き、1年生もなんとなく口ずさめるようになったことでしょう。そして5年後、未来の1年生に、今の1年生が聖歌を伝えていく姿を想像すると、なんだか心が温かくなってくるようです。