WFPエッセイコンテスト2016 表彰式

 今年もWFP(World Food Programme国連世界食糧計画)主催のエッセイコンテストに応募し、WFP賞(4年:片岡璃穂さん)、小学生部門賞(6年:須之内梨央さん)、審査員特別賞(6年:黒澤碧さん)、佳作(6年:馬越彩さん)を受賞しました。
 カリタス学園の創立記念日(10月16日)は、世界の食糧問題を考える「世界食糧デー」と重なり、世界食糧デーを前にエッセイコンテストの表彰式が行われました。表彰式では、審査員長であり、音楽評論家・作詞家の湯川れい子さん、WFP協会親善大使でプロスキーヤー・冒険家である三浦雄一郎さん、俳優の竹下景子さん、WFP協会顧問でオテル・ドゥ・ミクニ・オーナーシェフの三國清三さん、WFP協会理事でクリエイティブディレクター・環境マンガ家の本田亮さんをはじめ、豪華な顔ぶれのなかで行われ、WFP賞を受賞した片岡さんの作品「命のスープ」を竹下景子さんが朗読してくださいました。授賞式後は、審査員の方や他の受賞者の方とお話しをする時間もあり、充実した時間となりました。
 これからもカリタス小学校で日々行っている「インド・バングラディシュの里子支援」や「しおむすび」を通して、世界の飢餓問題や子どもたちに目を向け、考えていってほしいと願っています。
 今年は過去最多の14659通の作品が寄せられました。応募1作品につき、給食4日分(120円)、合計175万9080円が協賛企業のご協力により国連WFPに寄付され、学校給食支援に役立てられます。

●WFPエッセイコンテスト2016
https://www.wfpessay.jp/2016/

創立記念の集い




 本日、創立記念の集いがありました。6年生と1年生による寸劇があり、学園の創立者聖マルグリット・デュービルの生き方が紹介されました。彼女が大切にしたみことば、「最も小さい者の一人にしたのはわたしにしてくれたことなのである(マタイ25:40)」は、子ども達の心に深く届いたことでしょう。その後、永久コパン(コパン経験者)の有志が、学校近くの障害者福祉施設「あゆ工房」に出かけた様子を、スライドを使って発表しました。その中で、今まで偏見を持って障害を持った方々を見ていたが、実際にその仕事ぶりに触れたことによって尊敬の念すら抱くようになったというくだりが印象に残りました。集いの後教室に戻った子ども達は、私たちの周りにいるデュービル(のような生き方や行動など)について思いを巡らせ、自分にはどんなことができるかを考えました。

6年生から1年生へ聖歌を伝える

 カリタス小学校では、毎朝、聖歌を歌います。今週の聖歌は「聖マルグリットデュービルの賛歌」です。本学園の母、聖マルグリットデュービルを讃える歌ですが、フランス語で歌うため、1年生にとっては、まだ難しい聖歌です。そこで、6年生が1年生の教室で聖歌を歌い、また、聖歌集の楽譜を指で追ってあげることで、聖歌を伝えていく活動をしました。きっと、隣で歌う6年生の声を聞き、1年生もなんとなく口ずさめるようになったことでしょう。そして5年後、未来の1年生に、今の1年生が聖歌を伝えていく姿を想像すると、なんだか心が温かくなってくるようです。