全校授業研究会

全校授業研究会は、教員全員が同じ授業を参観し学び合う研究会です。子どもたちと同じように、教師も子どもたちの姿から学び続けていきたいという願いを持ち、全教員が一人ひとりの子をじっくりと観察します。授業の中での子ども同士の関わり、教師と子どもの関わり、子どもと教材との関わりを観察することを通して一人ひとりの学びの姿を知り、研究主題「問いつづけ ともに生きる」に迫っていきたいと考えています。今回も指導講師として早稲田大学の小林宏己先生をお招きしました。

5年3組の社会科の授業では、持ち寄った米袋から米の産地を調べ、ランキングを作りました。さらに白地図にまとめ、そこから気づいたことを出し合い、北海道や東北地方が多いわけを考えました。

ワークショップ形式の協議会では、数人の教師で机を囲み、考えや気付きを書いた付箋を手に語り合い、グルーピングしながら模造紙にまとめていきました。子どもの姿を語り合う中で、自分の見えていなかった子どもの姿を学び、それぞれが実践をふりかえる機会となりました。研究会での学びを日々の授業にいかし、子どもたちに返していきたいです。

60周年巨大ポスターづくり

カリタス小学校創立60周年を記念して、巨大ポスターを作成しました。コパンを中心に、10名の参加者が集まりました。

前日からの台風で、登校ができるかどうか心配でしたが、当日は、雨も小降りになり、午後には快晴となりました。
子どもたちは、デザインを見ながら、「ここもっとこの色を足した方がいいんじゃない」「ここにも手形が必要だよ」とアイデアを出しながら、声をかけ、学年を超えて協力する姿が見られました。

参加した子どもたちは、手のひらの絵の具の感覚が気持ちいいようで、笑顔が絶えませんでした。靴下まで絵の具でカラフルになってしまいましたが、「いいデザインでしょ」と笑っていました。さすが、カリタスっ子ですね。

今回のデザインは、「C」で「60」を包みました。60年のカリタス小学校の歴史を包もうというイメージです。そして、手形で、花や木の葉をつくりました。「手」は、「手をつなぐ」「手を組む」「手を結ぶ」という言葉があることから、協力をイメージしています。色をたくさん使った意図は、「多様性」です。つまり、このポスターには、「カリタスの60年の歴史を大事にして、一人ひとりが手をつなぎ、一人ひとりの違いを認めよう」という意味を込めました。

体育館ステージに飾っていますので、学校に来校された際には、ぜひ、ご覧ください。

新棟建設および既存校舎改修工事起工式

カリタス小学校では新棟を建設し、給食調理室やランチルーム、理科・家庭科・図工の専科教室を新設し、それに伴う既存校舎の一部改修を行います。それら一連の工事が神様のみこころにかなったものとなり、不慮の災難なく安全に完了することを願い、起工式を執り行いました。司式は、カリタス学園チャプレンの保久要神父。聖歌隊児童が聖歌「きょうこそ神が造られた日」「ごらんよ空の鳥」を奉唱し、共同祈願や鍬入れの儀にもコパン(児童会)代表が参加しました。これからの工事期間、建設の進行状況も学習の一環として活用し、みんなで完成を見守っていきます。