小田原で伐採&箸作り体験!

バスで1時間半。

4年3組では、「木で色々な物を作ろう(仮)」と題して、総合教育活動を進めています。その一環として、本日は「小田原」に行って参りました。しおりも自分たちで作って、いざ、出発!

森林に関する紙芝居から「森の役割」について勉強したり、森林を歩いて檜の伐採を目の当たりにしたり、カンナを使って世界に一つの「箸」を作る体験をしたり、充実の一日となりました。

「そういえば木の役割って総合や社会でも学んできたね」
「切った直後の木ってこんなに湿ってるんだ!」
「うわー、削った木って、いいにお〜い…」
など、五感もフルに使って存分に味わうことができました。

これからの総合に生かして参ります!

3年3組総合「みつろうラップ」~その後~

春休みに入り、新年度も近づいてきていますが、3年3組の総合「学んで歩んでみつろうラップ」には、この春休み期間に一つ、ドラマがありました。

「お世話になった養蜂家の塩原さんに、みつろうラップをプレゼントしたい」という子どもたちの声から、塩原さん宛てにみつろうラップを作り、お渡しすることになったのです。担任が直接お届けに参ることができたのが、春休みでした。

見てください、この、おふたりの嬉しそうなお顔を。塩原さんはみつろうラップを手に取り、「すごーい、本当にできてる」と感心しっぱなしでした。

すると塩原さん、「体験のときの写真、お持ちですか?」と一言。「みつろうラップと一緒に養蜂園に飾りたいんです」。蔣平さんたちにとっても、カリタスの子どもたちとの出会いをかけがえのないものと感じてくださったようです。「みつろうラップを作ってみませんか?」など言葉を添えて飾ろうかな…とおっしゃっていました。近いうちに『多摩養蜂園』を彩る日が来ると考えると、嬉しくなります。

さて、この頃、ミツバチたちはと言えば、冬を越し、活動を開始しているみたいです。今はさくらのシーズン。夜は巣箱に戻るという蜂の習性を生かして、真夜中に巣箱ごと、さくらのエリアに移動させているのだとか。なんてこった…養蜂家さんの仕事、恐るべし。

最後、蔣平さん、深々と頭を下げてお礼をしてくださいました。こちらこそです。私自身も「ありがとうございました」と、3年3組を代表してしっかり伝え、養蜂園をあとにしてきました。塩原さんとの出会いに、心より感謝です。社会で生きる“人”と出会って、学んで歩めた総合は、かけがえのない思い出となりました。塩原さん、誠にありがとうございました。

※多摩養蜂園
〒206-0812 東京都稲城市矢野口1792
南武線「矢野口」駅、京王線「京王よみうりランド」駅から、徒歩。ぜひ、足を運ばれてみてください。

3年3組総合 多摩養蜂場に行ってきました!

再登校が始まり、総合の活動が本格化してきました。
みつろうラップを作る工程として、「草木染め」「油しぼり」「みつろう採り」の3つに分けて考えてきました。子どもたちからは「材料は自分で手に入れて作りたい」「自然のものに価値がある」等の考えが出されており、身近にある種や植物、食材等の材料集めを頑張ってきました。
「草木染め」と「油しぼり」に関しては材料が集まってきたものの、「みつろう」の収集はどうしても叶いません。そんな中、7月からの調べ活動や、養蜂家さんへの直接の問い合わせなどを通し、「みつろう採り」こそ早く行う必要があると分かってきました。10月には蜂の活動時期が終わりを迎えるためです。そこで、実際に養蜂家さんの元を訪れ、何とか「みつろう採り」ができないかという運びとなりました。「よし、行って、みつろうをいただけないか相談させていただこう!」

訪れたのは、多摩養蜂園の塩原さんが一家で経営されている、稲城市南山に位置する「多摩養蜂場」。塩原さんは、私たちからの急な依頼にも関わらず、快く、ご丁寧に、対応してくださいました。子どもたちは、手書きで書いたりロイロノートで作成したりして、自分たちでしおりを作り、塩原さんへのプレゼントもこしらえ、準備万端。
バスを下車し、山道を上がると、そこにはミツバチのいるネットハウスと、色とりどりのお花たち。塩原さんご一家は、なんと6名体制で迎えてくださり、温かく声をかけてくださいました。気分はうきうき、最高潮!面布というかぶりものを着用し、いざ、ネットハウスへ。「ロボットみたい」。塩原さん、安全に最大限配慮しながら、蜂たちの働く様子や巣の構造を伝えてくださいました。「ハチ、怖いんだけど…」と不安がっていた子も、体験を終えると「ちょっと怖かったけど、でもねぇ、かわいかった!」とにこにこ笑顔。体験の醍醐味の一つは『自分の肌で感じられ、物事の捉え方が変わること』なのでしょう。
その他、大自然の中に咲いていたコスモスの花や朽ちたひまわりの種、たわわに実るヤマブドウの実、転がっているどんぐりの実…など、子どもたちが頼むと、塩原さんは優しく「いいですよ」と言ってくださいました。有難く、みつろうラップづくりの「草木染め」や「油しぼり」に使わせていただく予定です。ヤマブドウは、その場でだいぶたくさん頬張っていましたけどね。他にも、敷いてくださっていたござの上にごろり…、思い思いに楽しませていただきました。

最後はみっちりしっかり質疑応答。何から何まで温かく対応してくださった塩原さんに感謝です。
最後の最後には「今度、私が小学校にお邪魔して巣を煮て、みつろうとり!しますか?どうですか?」「え!したいです!!」というやり取りも。塩原さんとのご縁に感謝しながら、これからの総合も頑張っていきます…!