早稲田大学小林宏巳先生の指導をいただきながら、3年国語と5年総合の授業をひらき、教員間で学び合いました。昨年度から「一人ひとりを大切にする」授業研究会を行っています。2回の公開授業研究会を経て、研究の積み重ねが少しずつ授業づくりに形となってあらわれてきていると感じています。それは今回授業した教員2人の指導案からも感じます。冒頭で子どものことを語る、そこに教科観や単元観を落とし込み、子どもがなってほしい姿を教師が願い、授業を構想し手立てを講じる。どこかで学んだ教育技術を当てはめるのではなく、子どもをどう育てていきたいかという教師個人の子どもをみとる姿勢が授業を形作ります。そんな教師一人ひとりの持ち味から学ぶことは多いです。実際の授業で上手くいかないことは多いですが、子どもの姿から授業を振り返り、次の授業はどうしたらよいのかをみんなで考えていきます。このように、クラスをひらき合い、子どものことを語ることで、教員みんなが研究授業をしたクラスの子どもと授業者の応援団になっていく気がしています。これからも、子どもを中心とした授業研究を続けていきたいと思います。