第1回校内授業研究会

カリタス小学校では、年8回の校内授業研究会、また毎年冬に公開授業研究会を行い、授業を見合い語り合いながら研鑽を積んでいます。また春休みと夏休みには、教育実践の振り返りや今後に向けた研究を行っています。

今年度最初の校内研は、4年と6年の総合のテーマ決めの授業で行いました。今年度の総合をどんなテーマにしようかと、期待に胸をふくらませて活動する子どもたちの姿が印象的でした。その後の協議会は、子どもたちの発表の在り方について語り合いました。

1つ目は、発表におけるiPadの利用の仕方です。友だちと意見交流する際のiPadの効果的な使い方について話し合われました。

2つ目は、グループ発表での子どもたちの協力体制についてです。メンバー構成や目的や人数によって、さまざまな子どもたちの関係性が語られ、その中で一人ひとりがどの程度自己実現できているのかが話題となりました。

この先の総合では、テーマ決めを友だち関係ではなく、選択の判断基準を自分たちで整理し、それに根拠を求めながら1つに絞っていくとよいと確認しました。

テーマを1つに絞っていく過程は、クラスが初めて1つに意見をまとめる大事な共同作業です。一人ひとりの想いを受け止めながら、お互いの違いを認め合って話し合うことで、より良いクラスの在り方も見えていくことでしょう。