3年生 フランス人絵本作家との交流


 フランス在住の絵本作家・イラストレーターのオリヴィエ タレックさんが大使館の方とともに来校してくださいました。タレックさんは、「リタとナントカ」シリーズや「ちいさいきみとおおきいぼく」などの絵本を多数描いています。「多摩川にオオカミさんたちが遊びに来た」という設定で、大きい画面に多摩川の風景を描き、英仏日本語で絵本の朗読もできるように準備しました。3年生だけでなく、学校中に絵や図工、総合の作品が飾ってある雰囲気を一目で気に入ったタレックさん、準備した多摩川の絵に、オオカミ2匹を描き込んで下さいました。いつも探検している多摩川にちいさいオオカミさんとおおきいオオカミさんが来てくれて子どもたちも大感激です。子どもたちも多摩川でみつけた虫や蝶、魚をクレヨンで描いて貼りつけました。できあがった大作を前にして、「みんなだいすき」を歌い楽しく交流しました。

 タレックさんには、1年生と2年生の図工の授業の様子や飼育しているヤギやヒツジも見学していただきました。インターナショナルに現役で活躍しているアーティストとの交流は、貴重な体験となりました。

1年図工 うつしてあそぼう 続き


 学校中の色々な場所を探検しながら凸凹を見つけこすり出しを楽しんだ1年生。最後の仕上げとして「本作り」を行いました。色画用紙を使った全6ページの「こすりだしを紹介する本」です。

 まずは、こすりだした紙にL型の厚紙を2枚置き、自分の好きな形を作ります。型を動かすことで、形を大きくしたり小さくしたり長細くしたり、三角を作ることもできました。子どもたちが「ここ!」という場所を決めたら、そこをふちどりはさみで切り、その紙を糊で貼り付けていきます。糊の使い方、技術は格段に進歩しました。のりがベタベタしている本が少なかったことから分かりました。お気に入りのマスキングテープを持参してもらったので、本の中央にテープを貼り付けて自分らしさも出しました。

 表紙は、自分の紹介をしました。洋服と装飾品は、こすりだした紙を使って作りました。裏表紙は本来ならばゴミになってしまう、切り取った後の紙を眺め「何に見えるか」を見つけました。ライオンやキリンなどの動物から、お母さんのエプロンなどもありました。頭の中で思い描く、想像することも図工では大切にしています。

 完成した本は、オープンスペースに吊します。自分の本はもちろん、お友達の本も良いところをたくさん見つけて欲しいと思います。

4年生 学年ミサ

 カリタス小学校では、4年生以上になると毎年『学年ミサ』というミサが開かれます。これは、もちろん神父様はいらっしゃいますが、その他の部分は基本的には子どもたち自身の手で行うミサ。進行役から聖歌の伴奏、お祈りなど自分たちの手で創りあげます。

 4年生は初めての学年ミサ。初めてでドキドキしますが、「これ(役割)やってみたい」という子たちがたくさんいて、限られた役を分担するのは大変でした。それでも、学年の3分の1くらいの子たちは何らかの役に就いて頑張ってくれました。

 司式は百合ヶ丘教会の鈴木神父様です。いつもお話が楽しい神父様で、今回は初めて学年ミサをする子どもたちに「(食べ物の)好き嫌い」のお話から、「食事はからだを育てる物。ミサは心を育てるものなんだよ」とお話をしてくださいました。

 一緒に参加してくださった保護者の方も大勢いて、アットホームなミサでした。