園便り 2021年2月

園便り

今月の園便り 2021年2月

 私たちもそうであるように、子どもたち一人ひとりに神さまからいただいている「個性」があり、その豊かさには驚かされます。お話しすることが好きな子、他の子のお話を聞くのが好きな子、新しいことに挑戦したくなる子、他の子がしているのをじっと見てから「よし!」と始める子など様々です。その子らしさをそのまま受け止め、「自分でしたい!」と思った時に始められるよう人的環境を含め、環境を整えることが私たちの務めです。持ち味が違う子どもたちですが、置かれた環境から非常に多くのことを吸収するということは共通しています。秩序立った落ち着いた環境の中で、子どもたちはその子のペースで自主的に活動を展開し探求しています。

 

 大人は、声がけや言葉がけで理解できますが、子どもたちの理解に必要なことは言葉がけより順序立ててゆっくりやって見せることです。年長児の今の時期は声がけ、言葉がけで理解を促すことも多くなりますが、幼児期の基本はやって見せることでやり方を伝えることです。ご家庭でも自分でできる喜びと自信を持てるよう、手出し、口出しを控え見守りましょう。掃除、衣類をたたむなどのお手伝いなども、ゆっくりやって見せてあげられたら子どもの理解が進みます。ちょっと心に余裕ができた時「ゆっくり時間」をとってみてはいかがでしょうか。

 


 さて、2021年2月19日(金)より、モンテッソーリ教育の現場を観察した  

ドキュメンタリー映画「モンテッソーリ子どもの家」が新宿ピカデリー、イオンシネマ

ほかにて全国公開されるそうです。

詳しいことはhttp://montessori-movie.jp/をご覧ください。

                 

 


 「ねぇシスター、神さまって何歳なの?」(子どもの質問より)