園便り 2021年9月

園便り

今月の園便り 2021年9月

     ♬それは神さまの愛の心。世界のすべては、神さまによって造られた!

                      (聖歌「あの空はどうして青い」より)

 


 この夏、皆様はどのように過ごされたでしょうか。本来、夏休みは、ご家族で様々な体験を重ね、いつもは会えない人との再会などを楽しむ時ですが、「密を避け、気をつけて過ごす夏」だったことと思います。もうすぐ2学期が始まります。家庭、幼稚園で感染にこれまで以上に注意しつつ、過ごしてまいりましょう。2学期についてのお知らせは、別紙をご覧ください。                 

 夏期休業期間は、教員にとって様々な夏期研修を受講する学びの時です。今年度多くはZOOM研修となりましたが、学び続ける機会であり、自分の保育を読み直す時と言えます。子どもたちが成長の過程で体験している充実感・困難・挑戦を理解し、子どもたちが何を必要としているかを理解し、心を通わせながら2学期も過ごしてまいります。 

 子どもが信頼されていると感じることは、成長と自主性を促す大きな力となります。親と子の信頼、教員と子どもの信頼、保護者と教員の考え方と立ち位置を尊重して、信頼がより深められるよう神さまの導きを祈ります。

 


                 

 


 この夏、「ショベルくんとあおいはな」という絵本と出会いましたので紹介します。新園舎工事真っただ中で、この絵本が目に留まったのだと思いますが、ショベルくんが、工事現場で見つけた一輪の「あおいはな」を大切に守り・・・という感動のお話です。さっそくマーガレットクラスの子どもたちに紹介しました。余韻の残る静けさがありました。大切に思うこととは、いのちを受け継ぐことにつながるのだと改めて感じられた1冊です。

 


                 

 


🌻宇都宮大学古賀ゼミ学生による「新園舎家具のワークショップ報告」🌻

 7月16日(金)の午後、宇都宮大学地域デザイン科学部古賀准教授のゼミ主催の「新園舎教具ワークショップ」が行われました。新園舎に備えるモンテッソーリ教具棚の実寸大を段ボールで制作した教具棚に教具を入れてホールにクラスを再現し、教員たちが考えた教具棚や机など並べ、動かしながら私たちがどう感じ、考えるかを言葉化し、お互いの会話などを学生が書き取りつつ、環境の変化を写真や動画で撮影していく興味深いワークショップでした。東京国際モンテッソーリ教師トレーニングセンター代表の三浦勢津子先生にアドバイザーとしてご協力いただき、教具の設置が子どもたちの目線にどう映るのか、子どもたちに見えやすく、取りやすい高さかどうかなど助言をいただきました。また、建物の管理等担当する管財の方々にもお手伝いいただきました。図面だけではわかりにくい広さやそれぞれの位置などを体感することができた恵まれた時間。「実際にクラスの広さを感じ、棚や教具など置くことで実感でき、新園舎での生活が楽しみになってきました。」という教員の感想にこのワークショップの実りや意味が表れています。