3年2組からのトピック


「今、わたしにできること」

 2学期に入って幼稚園のチューリップ組との往き来が頻繁になりました。入園説明会で一緒に歌を唄ったり小学校の校庭で秋を探したり、出逢う度に笑顔が溢れるようになりました。お互いが近い距離になったことで、変化が生じています。時には体調などによって園児さんの気持ちが重くなることもありますが、そんなときに3年生にその気持ちをそのまま表現してくれるようにもなりました。信頼関係があるからこそです。
 3年生はというと、小さな仲間の言葉を聞き、手を繋いで時を刻みます。ほんとうの兄弟姉妹のように変化してきた校種を超えた交わりでした。

 一方、学校の真裏の老人ホームにも足を運びました。お年寄りの日常に飛び込み、横に座ると対話が流れ出します。言葉が聞き取れないことがあります。幾度も同じことを語りかけることもあります。話が成立するのは難しいことを子どもたちは感じていたことでしょう。でも、おじいちゃんが子どもの頃の話、おばあちゃんが今聞いてほしいこと・・・ 小学校の今、将来の夢などの話が交差します。折り紙を折る手が世代を越えて重なりました。あっという間だけれど、実は緩やかに時間が流れていく豊かな空間がそこにはたしかに流れていたのです。
 姿が見えなくなるまで手を振る別れは幼稚園も老人ホームも一緒です。

 新学期になったら園児さんとの造形活動をしてみようと構想する子どもたちでした。

3年2組からのトピック


「人の中で生きるわたし」

 4月に「どんなクラスをみんなで創ろうか」考えました。「人に優しくできるみんなになりたい」「人のために自分ができることをしたい」と子どもたちは言います。「じゃあそんな学級にするために総合でできることはないか」みんなで模索を始めました。考えて動くのではなくて、動きながら考えるのです。「校区探検をしていたら老人ホームがあったよ。お年寄りに会えるかな?」「中野島駅の広場のお花が寂しいな。みんなで明るい色のお花が咲かせられないかな?」「この町に保育園や幼稚園はないかな?」と具体的なイメージがわき始めました。

 そんな矢先にカリタス幼稚園のチューリップ組さんがお散歩の流れで2組の教室にやってきました。興味津々の園児さんたちは小学校という器に驚きながらも大喜び。そんな訪問が続く中で子どもたちの関心はチューリップ組の仲間たちにフォーカスされていったのです。7月に入ってからも一緒に画用紙のバッグを作ったり幼稚園を訪問して園舎を案内してもらったり、今ではいつも“共に時を刻む小さな仲間”が小学生を待ってくれています。

 9月の再会が待ち遠しい子どもたちです。