6年3組からのトピック


我ら6-3コマ撮り隊

2学期は夏休みに作成した個人作品を鑑賞することから始まりました。1学期の経験を基にしながら個々で自由に作ったショート作品の数々は、作り手の興味やのびのびとした発想がいきていて、友だちの作品をまた見てみたい!という声が何度も上がっていました。2学期のコマ撮りの制作活動をどのような形で進めていくか話し合う中で、夏の作品のようにコマ撮りの手法や作り手の興味は様々であり、クラスで1つの大作を作るより、いくつかのグループに分かれて活動することになりました。1学期にグループ制作した経験から、1班8~9人で4チームが役割分担としても適当であるとし、テーマの候補を提案発表し、その中から「世界のつながり」「ホラー」「冒険」「童話(不思議の国のアリス)」の4作品に絞りました。クラス全体の目標としては、「老若男女、誰か見ても嫌な気持ちせず(差別や暴力がない、内輪ネタでない)、最後まで飽きずに楽しめる作品」を目指すこと。そこに迫るために、①各チームがコマ撮りのいろいろな手法を使って、動画ではないアナログ制作ならではの良さを活かすこと、②見る人に内容が伝わりやすくなる工夫すること、この2つを柱に活動していくことになりました。そして、コマ撮りのプロである竹内泰人先生から、1学期末に作った作品の講評をしていただいたのをきっかけにコマ撮りのご指導を受ける機会を2回いただきました。クラスの目標については、CM作りなどで竹内先生自身も気をつけていることだと聞き、改めて映像作りの志を強くすることができました。各班の撮影を見てもらった際には、コマ撮りの具体的な工夫をアドバイスしてもらうことが出来ました。12月には中間発表会を開き、そこでクラスメートや保護者や先生から指摘してもらった点を重点的に3学期も引き続き手直ししていこうと話し合っています。

6年2組からのトピック


見て楽しい 食べておいしい 金太郎あめ

金太郎飴を作りに向けて、初めに「あめを練って長くのばす」ことを目指すことになりました。細長い形が金太郎飴に似ている千歳飴作りをヒントに“水飴+水”にミルク味をつけるレシピの千歳飴は冷めてもやわらかくて上手に伸ばすことができました。それを受け手、次は“砂糖+水”で作ったところ火から下ろすとすぐにかたまってしまい、ほとんど練ることができませんでした。そこで3回目からは“砂糖+水飴+水”のレシピで配合を調整しつつコツをつかんでいきました。

あめを練って長くのばすことが上達してきたので、次の目標を「二色のあめを組んで絵柄を作ろう」とし、奮闘中です。二学期のあめ作りは全部で9回!回数を重ねるごとに、熱々のあめが丁度良い塩梅に冷めた頃に練ること、固まらないうちに組んで伸ばすことなど、友達と息を合わせてのあめ作りが上達しています。

また、長野市善光寺の藤田九衛門商店の藤田さんから長野産の甜菜を、沖縄県久米島の久米島黒糖工房の山城さんからサトウキビをゆずっていただくことができ、砂糖作りにも挑戦しました。お二人ともカリタス小学校の6年2組の活動を応援してくださり、ご協力くださいました。本当にありがたいです。スーパーなどで手軽に、そして安価に手に入る砂糖ですが、お砂糖作りは手間も時間もかかること、予想以上に時間がかかるのに、できる砂糖の量が少ないこと、おいしく作るのは大変なことなど、身をもって知ることができました。

6年1組からのトピック


思い出の校舎を残そう ミニチュア作り

1学期の終わりにやっとテーマが決まり「思い出の校舎を残そう ミニチュア作り」の活動が始まりました。

校舎の新棟と改築の工事が始まっていて、早く自分たちが担当する教室などの測量をしなければなりません。ところが、巻き尺できちんと長さを測ることは難しく、何度も測り直していました。

「どのくらいの大きさのミニチュアにするか」総合係が司会となって何度も話し合いをして、設計事務所の方に質問にも行きました。設計事務所の方には「大きすぎるかも」とアドバイスをもらいましたが、1/25の縮尺にすることがようやく決まりました。測った長さを25で割る計算を何度も続けて平面図を作り出したのですが、測り忘れがたくさんあり苦労していました。

「どの厚さのスチレンボードが作りやすいか」も設計事務所の方に相談をして、5mmの厚さで表面に白い紙が貼ってある物にしました。スチレンボードに壁を貼り付ける糊代も考えて床や壁をカッターで切り始めました。真っ直ぐ垂直に切り出さないときれいに貼り付けられません。

「やっと箱形になったけど、教室に見えない」「黒板をつけよう」「緑に塗ろう」など次の目標が次々と出てきました。

5年3組からのトピック


ペットボトルで作るエコの世界

全校に協力していただき、ペットボトルを集めました。二学期は、ゴミ袋10袋以上の集まったペットボトルを使って作品作りをしてきました。一つ目は、ペットボトルの素材を知るため、個人の作品を作ることになりました。そこで、虫除けとして効果があると言われるオニヤンマを作って帽子に取り付けて、宿泊活動の登山で使いました。

二つ目は、班ごと考えて一つの作品を作ることになりました。ここでは作りたい物のイメージが先行し、ペットボトルをどうにかしてイメージの形にしようと、細かく切ったりつぶしたり、接着もテープや接着剤を大量につかったり、マジックでぎっしりと色を塗った作品が出来上がりました。しかし、作品は子どもたちは思ったようにできなかった不満が強くなってしまいました。また、接着剤やテープ、色を塗るなどは最終的にSDGsにはならないと言う反省があがり、これでは不要なゴミを増やしていることになるのではないかという意見もでました。

三つ目の作品は、作りたい物が同じ物同士の班にし、イメージを共有しやすくすることにしました。写真のクリスマスツリーや花は、接着剤を使わずに作られています。

た、ペットボトルの形に目を向け、模様や形を生かす工夫を考えるようになり、光の反射を利用することで透明の美しさを際立たせるようにと進化してきました。

5年2組からのトピック


みんなの仲を深めよう!多摩川調査

多摩川BOOK作成のため、多摩川のことを調べていきました。その中で、自分たちの知っている多摩川は『多摩川のごく一部にすぎない』ということに気づいた子どもたち。多摩川はどこから始まって、どこに流れ着くのか調べているうちに、多摩川の最初の一滴を見てみたくなりました。そこで、水干に行く計画を立てたのですが、水干のある笠取山に登るには費用がかかります。そのため子どもたちは多摩川の植物を使って何かを作り、売ることで資金を作ろうと考えました。時期的なことも考慮した結果、松ぼっくりや芋のツルを使ってクリスマスのリースを編むことになりました。休日に公園に出かけて松ぼっくりを集めに行ったのはもちろん、子どもたちの知り合いや親戚の方から資材をたくさんいただきました。また、芋のツルは一年生が育てたサツマイモのツルもいただきました。みんなのやさしさに支えられ心を込めて作ったリースは、全校の保護者のみなさまのやさしさにより完売しました。応援してくださる方々、協力してくださる方々の気持ちに応えるべく、子どもたちは水干を目指す準備をしています。

また、多摩川BOOKのひとつとして、多摩川の大きな地図を作ることになりプロジェクトが進んでいます。多摩川について調べるうちに、学校のそばには二ヶ領用水という多摩川から引かれた用水路があることを知り、二ヶ領用水部が発足、下見をしてクラスのみんなを案内することもできました。

次々と広がっていく多摩川調査、3学期も楽しみです。

5年1組からのトピック


これ、全部トリックアート。

トリックアートの総合が本格的に動き出しました。まずは、個人や数人のグループで一つの作品を作っていきます。調べて見つけた見本を頼りに丁寧に書いていきますが、なかなか上手くいかない部分が多いです。そこから、本物に見えるようにするには影のつけかたが重要であることに気づき、よりきれいな影を描くためにいろんな方法を考えました。鉛筆を寝かせて芯を太く使って描くこと、描いたあとにペーパーを使ってこすることなど、新たな発見がつながっていきます。

10月が終わる頃、自分たちの作品を他の人に見てもらいたいという声から、校内の多目的ホールに作品を飾ることになりました。校内のたくさんの児童や先生、保護者の方に見てもらい、感想をもらって、みんなにとって良い刺激になりました。中には、「こうするといいよ」のようなアドバイスも丁寧に書かれていて、書いてくださったみなさんに感謝です。

ゆくゆくは、クラスみんなで協力して一つの大きな作品を作りたいと思っている一組。その前段階として、11月からは4人グループで一つの作品を模造紙に制作していました。ひとりで好きなように描ける個人制作とは違い、意見が合わなかったり、役割分担が難しかったりと、グループ特有の難しさを感じているようです。そんな中でも、仲間と協力するから上手くいったところも確かにあり、班での作品作りの良さも実感していました。二学期に得た学びや反省を生かして、三学期もさらなる進化に向けて歩み出していきます。

4年3組からのトピック


ようこそ!043マジックの世界へ

1学期末に総合テーマが「マジック」に決まり、夏休みの間も自由に研究・練習をしていました。それぞれ楽しみながらマジックの技を身に付け、動画に撮ってロイロノートに提出して共有していました。

2学期に入って総合Dayでは、保護者の方にマジックを見てもらいました。トランプ等のマジックを披露する「マジックショー」チームと、段ボールで作った大道具を使って「人体切断マジック」を見せるチーム、研究中の姿を見てもらう「練習・準備」チームの3つで、それぞれに感想やアドバイスをもらいました。初めて観客の前で披露する体験をして、緊張したり興奮をしたり・・・ワクワク・ドキドキの連続でした。

次に、カリタス幼稚園のホールで、150名以上の園児さんを招待してマジックショーを開催しました。今回は、3名の司会者が進行する本格的なマジックショーです。前半は舞台を使って、「1・帽子マジック」「2・浮くマジック」「3・瞬間移動マジック」「4・入れ替わりマジック」のステージマジックを披露しました。後半は、「トランプマジックA/B/C/D」「輪ゴムマジック」「科学マジック」「輪ゴムマジック」の7つのブースに分かれて、テーブルマジックを展開しました。かわいい園児さんたちに楽しんでもらえるように、ゆっくりと、わかりやすく、丁寧に話しかけるように努力する姿が見られました。

そして、クリスマス会で、マジックが得意な卒業生Tくんをゲスト・ティーチャーに招き、再びマジックショーを行いました。プログラムは「1・Tくんにマジックを披露してもらう」「2・マジックの歴史」「3・帽子マジック」「4・コインマジック」「5・トランプマジックA」「6・ロープマジック」「7・UNOマジック」「8・ティッシュマジックA」「9・トランプマジックB」「10・ティッシュマジックB」「11・輪ゴムマジック」「12・入れ替わりマジック」「13・トランプマジックC」「14・科学マジック」。先輩の素晴らしい技を見て学び、一つ一つのマジックにコメントをもらって、ますます改良していく意欲が湧いてきました。2月の学習発表会に向けて更に技術を磨き、最高のマジックショーを開催できるように精進していきます。

4年2組からのトピック


(仮)劇

1学期の話し合いで、総合で「劇」に取り組むことによって育まれる力について話し合っていました。その中で①身体能力があがる②コミュニケーション能力があがる③舞台に出たくない人は裏方さんとして大活躍できるという3つの点を挙げていました。そして育まれた力を生かして、オリジナル脚本で劇を演じたいという願いもありました。そこでこれらの目標達成を目指して、2学期は活動を進めていくことにしました。

まず1学期に川崎市のアートセンターの方々と一緒に学んだことを生かして、シアターゲームを取り入れたアクティビティーにも取り組み、コミュニケーション力や表現力を磨いていきました。『おおきなかぶ』の寸劇や『グループジェスチャー』です。回を重ねるごとにのびのびと表現することができました。また、オリジナル脚本作りではクラス全員でアイデアを持ち寄り、そこから描きたいイメージを広げ、なんと10本もの台本の筋のアイデアが出ました。その後台本の筋を考え、オリジナル台本の筋が出来上がりました。そしてクラスを6グループに分けて、担当場面や場所を決めました。ここからは、グループの力が生きていきます。それぞれのアイデアが合わさって、オリジナルの物語は完成します。休み前にそれぞれのグループに分かれて話し合い、練習が始まったグループや冬休み中にできることを考えたチームもあります。

そうです、冬休みの間にも活動の準備はコツコツ進んでいます。その動きがはっきり見えるのは、冬休み明け。今から楽しみです。

4年1組からのトピック


041シアター~みんなを物語の世界へ~

1学期に班ごとに演じた「どこへ行こうか」の寸劇を見て、一人一人が各班にアドバイスを送りました。その共通点から、劇をするに当たって気をつけることをまとめました。特に台詞を大きくはっきり発するためにはどうしたらよいかを考えました。たくさんの人が発声練習や滑舌をよくするために北原白秋の「五十音の歌」を読むと良いと言い出しました。ちょうど、国語の先生から授業で大きく、ハッキリ、テンポ良く音読する方法を教えてもらいました。

10月の総合Dayでは、「びっくり」を表現する寸劇を2人組で考え、発表会を行いました。ほんの1分程度の物でしたが、その場面の背景まで分かるような台詞回しと動きに保護者も楽しそうでした。保護者からは、「思わず引き込まれた」「声が大きくて良かった」等のうれしい感想をもらいました。先の保護者からの感想から「お客さんをワクワクさせたい」という願いをもとに、みんなでよりよい言葉を探しながら話し合いをして「041シアター~みんなを物語の世界へ~」というテーマ名に決定しました。

さらに「どんな作品を演じるのか」を決めることにしました。既存の物語から選ぶことにしました。その時に大切にしたのが「主題」です。起承転結がわかりやすく、さらに伝えたい「主題」をもとに物語を選んでいきました。いくつかの候補がありましたが、最後に残ったのは「本能寺の変」「ひきょうなこうもり」「おかの上のカステラやさん」の3つです。主題・起承転結を何度も確認し、話し合いを重ねてもなかなか一つにはまとまりそうもありません。仕方ないので、やりたい人がクライマックスを演じて発表することにしました。とても楽しそうでしたが、そこで2学期は終了。3学期に向けて各物語でそれぞれ台本を作ってくることにしました。

3学期からはいよいよ具体的な作品作りが始まります。

3年3組からのトピック


みがいて光れ どろだんご

2学期の活動は「どろだんご計画」から始めました。地域で行われる「ふれあいフェスティバル」に参加し、どろだんごを売り、売り上げを募金したいという子どもたち。「でも、そのためにはもっと上手に作れないとダメだね」というある子の発言で「もっと練習しなくては」という気持ちを皆が持ち始めました。一日どっぶりどろだんごを作る「どろだんごデー」を週1回設定し、まずは成形の技術を上げること、成形できるようになったらさら粉をしっかり付けて研くことを、繰り返し行いました。どろだんごの土にもこだわり、以前は教室の前の竹やぶの土を使っていました。ですが建設工事のため柵ができ、子どもたちは竹やぶに入ることができなくなりました。事前に採取していた土の残りはあと少し。今後はどこから土を集めるか、子どもたちの考えを聞いてみると「土は、またもらえばいいんだよ。教室の窓から工事のおじさんが見えるから」「あ、今来た来た!」と思ったら突然「すみません」と大声で皆が叫び始めました。「土、くださーい」という子どもたちの合唱に、工事の方も立ち止まり、その後バケツにたくさんの土を入れて下さいました。(その後も土をもらい続けました)「先生、早くこの土でどろだんごを作りたい」と嬉しさを爆発させる子どもたちでした。

並行して、子どもたちのおじいさん、おばあさんの中で、田んぼを所有している方が、土を届けて下さるようになりました。子どもたちが「田んぼの土はどろだんご作りに適している」と1学期に調べていたからです。地域のJAの方にも総合について説明し、農家さんを紹介して欲しいと依頼しましたが、こちらは残念ながら叶いませんでした。ですが、交流している下布田小学校には田んぼがあると伺ったので、「泥団子を作るための土が欲しい」とお願いすると快諾して下さり、11月に土を採取させてもらいました。多数の土が集まり、成形の技術も向上した子どもたちが、「土」「研く物」「どろだんごを寝かせる時間」「さら粉をかける回数」などそれぞれにこだわりを持って泥団子に向き合う姿を、公開研究会で見ていただきました。12月は、土を頂いた方々にお礼状を書き、いただいた陶芸粘土でどろだんごを入れる器を作りました。冬休み中に焼き、1月に色つけ、釉薬、2度焼きと器の完成を目指します。