2年2組からのトピック


「大きなゆめをのりこえよう 〜ユキは2組のたからもの〜」

 3学期になり、ユキちゃんのおなかは、だんだん大きくなっていきました。子どもたちは、3学期の総合のも目標を「ユキちゃん100%」に設定し、何ができるかを話し合いました。そこで、「遊び場作り」「母子手帳作り」「お散歩の工夫」「産小屋作り」「ユキちゃんと赤ちゃんへのプレゼント作り」に専念しました。毎朝のおそうじのときに、すずらんテープでユキちゃんのおなか周りを計測しました。お散歩も、ユキちゃんのペースに合わせます。でも、栄養あるチモシーを食べているので、お散歩に行くことは欠かせません。遊び場として、ユキちゃんが乗る台、遊ぶはしご、赤ちゃん部屋着小屋を作りはじめました。1月の終わり、ユキちゃんのおなかのエコーを見ました。すると、心臓のがドクドクドクドク!赤ちゃんがいることが、このとき100%分かりました。そして、3月6日、9:51。ユキちゃんは、2匹の可愛い子ヤギ姉妹を産みました。お姉さんの名前は「ほし」。夜空の星のように、キラキラかがやいてほしいから。妹は「ユメ」。ユキちゃんの「ユ」をとったことと、2組の総合のテーマが「大きなユメをのりこえよう!」だからです。ユキと3頭で仲良く遊ぶ姿は、子どもたちの心の中に「愛」を感じさせてくれました。一緒にいられたのは、1週間だけでしたが、2年間一生懸命お世話をしてきた子どもたちへ、ユキからの最高のプレゼントとなりました。

2年2組からのトピック


「大きな夢をのりこえよう ユキは2組のたからもの」

 2学期の総合は、ヤギのユキちゃん三昧。とにもかくにも、ユキちゃん。「多摩川に連れて行きたいよ!」「ユキちゃんの遊び場をつくりたいよ」そして、一番の夢、「ユキちゃんの赤ちゃんに会いたい」に、まっしぐらでした。まずは、子供たち全員で、ヤギの出産について調べました。「ヤギの発情周期は21日」「発情すると、大声で泣いたり、落ち着きがなくなったり、お尻の周りが赤くなるんだって」「妊娠期間が150日」という詳しい情報を持ち寄って、新聞をつくりました。そして、「まだかな、まだかな」と発情を待った9月。残念ながら発情せず、実家の牧場にお嫁に出すこととしました。そして1週間後、無事に、ほぼ100%赤ちゃんができたとの報告。喜び勇みましたが、子供たちが「赤ちゃんがいるんだから、もっと栄養をあげないと」「チモシーをあげたい」との声。でも、予算がありません。そこで、何かユキちゃんのためにお金をつくる方法はないかと思案し、昨年の6年生がアスレチックを作るための木を買うのに、学校で、いつも「くさぁい」と煙たがられる「ぎんなんのみ」をひろって、ぎんなんにして売っていたことを思い出し、自分たちもやってみよう!ということになりました。保護者の皆様も巻き込み、25つぶ一袋のぎんなんを約900袋作成。カリタス総合デー、全校参観日、中野島地区の子どもふれあいコンサートで販売をさせていただき、完売。皆さんの愛のおかげで、あげてもあげてもなくならないくらいのチモシーを買う資金を得ました。実際に、自分たちでゼロからつくったお金で買ったチモシーが学校に届いたときには、大歓声が湧き上がりました。大きなゆめを乗り越えるために、小さな夢をたくさん乗り越えていく、そんな経験を積むことのできた2学期でした。

2年2組からのトピック


「野菜、たまがわ、そして、ユキちゃんでピース!」

4月から育ててきた畑の野菜たちが収穫時期を迎えました。草抜き、水やり、各クラスが順々に行っていたおかげで、みずみずしく、立派なキュウリ、なす、ピーマン、トマトが収穫できました。収穫した野菜は、すぐに包丁で切って塩もみ、または家庭科室で炒め物にして、お弁当のおかず+1になりました。おとまり会の日には、その日にいただく野菜の収穫を行い、子どもたちは、自分たちで育てた野菜でサラダを作っていました。おとまり会の夕ご飯は、ほかにメインのカレー作りがあります。2組ではチーズの入ったカレー、リンゴとホットケーキシロップが入ったカレーなどなど、いろいろな工夫?こだわり?のあるカレーを、各グループが協力して作っていました。教員は一人つきましたが、ほとんど全部の作業を子どもたちの手で行いました。「自分たちで作ったカレー最高!」「家のカレーよりもおいしいかも」「こんなにたくさん、いつもは食べないよぉ」と最高の笑顔の花が咲いていました。
 2回目のたまがわたんけんでは、河原に石でかまどを作って、そこで火起こしにチャレンジしたグループがありました。学校では、火打ち石やキリモミ式などを考えていましたが、当日になると、子どもたちは虫めがねを持参。方法が変わってきたことと同時に、やりたいことに対して、家でしっかりと自分なりに調べてきたことに感心しました。でも、子どもたちよりも、大人が盛り上がっていた感もあり、毎回大勢の保護者の方が参加するたまがわたんけんの魅力に触れた気がしました。そのたまがわたんけんに、クラスの宝物、ヤギのユキちゃんを連れて行きたいと言い出した子どもたち。でも、公道をまだ歩いたことがないので、まずはグランドで練習です。石灰で道路と横断歩道を書き、道路からはみ出ないように、横断歩道で止まらないように引いていくためにはどうすればいいかを考えました。リードをひく子、お尻を押す子、はみ出ないように壁を作る子、自然と役割分担をして活動していく子どもたちに、またまた感心のひとときでした。

2年2組からのトピック


「ユキちゃんとピース(仮)」

 昨年からクラスのアイドル、山羊の「ユキちゃん」を飼う、いやいや、子どもたちいわく「育てる」ことを再開しました。移動動物園で久しぶりに再会した「ユキちゃん」にみんな大興奮。「また育てたい」その気持ちをみんなで確認し、今年の目標を決めて、いざ、校長先生にお願いへ。「私たちはユキちゃんのお母さんとお父さんだから、また、ユキちゃんを大切にしたいです」「ユキちゃんは、私たちの宝物なんです」「今年は、ユキちゃんのおばあちゃん、おじいちゃんになりたいです。ユキちゃんに赤ちゃんを産んでほしいんです」と熱い思いを伝えました。校長先生から「では、しっかりと育てて、大切にしてください」とお許しをいただき、その日から、ユキちゃんを始め、山羊と羊の小屋のお掃除が始まりました。うんちを掃き、小屋の中を水洗いし、うんちのたくさんついた「すのこ」を洗い、掃除道具をきちんと片付け、そんな「ユキちゃん」のための行動を、みんな前向きに取り組んでいます。これからは、1年生に動物のことを伝えに行く予定で、準備に忙しくなっています。自らが学んだ動物のこと、何で動物を飼うのか、これからユキちゃんとどう関わっていきたいのかを真剣に考えていきます。
 ユキちゃんの赤ちゃんを見たいと熱望する子どもたちです。そして、昨年に引き続き、多摩川探検にも出かけます。今年はどんな発見があるかな?