6年1組からのトピック


061 宇宙研究隊

クラスの総合のテーマ名が「061 宇宙研究隊」に決まりました。

2学期は何かと行事が続き慌ただしい日々でしたが、そんな中でも、子ども達はこの総合の時間は「何とか確保して欲しい!」と願います。時間割をやりくりしながら活動に取り組みました。

活動は大きく分けて2つ。1つは、夏休み前に個々の興味によってグループに分かれた「宇宙食」「宇宙ゴミ」「宇宙の模型」「星座」「ブラックホール」「ペットボトルロケット」のそれぞれ取り組んだ活動と、もう1つは「みんなでペットボトルを飛ばそう」と全員がロケットを作った活動です。

1つ目のグループの活動はその内容は様々。例えば、「宇宙食」のグループは「宇宙食は乾燥させているものが多い」というところから、乾燥させたラーメン挑戦したり、フルーツを乾燥させてみたりと取り組みました。でも、そうは簡単にはいきません。また、「星座」や「模型」のグループは、プラネタリウムや太陽系の模型づくりに取り組んでいます。プラネタリウムは、ドーム状のものをどう作るか、光源をどうするかの課題にぶつかっています。模型は、各惑星の大きさ、惑星間の距離などを「比」で計算するところから始まり、やっとその答えを見つけて制作に取り組みました。他のグループも作業を進めています。制作作業だけではなく、調べてまとめるという地道な作業に取り組んでいるグループや子どももいて、自分の(自分のグループの)課題に取り組んでいます。

2つ目の「みんなでペットボトルロケットを・・・」というのは、もともとこのテーマに決まるきっかけがこのロケットだったので、グループとしてその研究を継続しているグループもいますが、「みんなが作って飛ばそう!」ということで取り組みました。2~3人ずつになり、自分たちなりに工夫をしてロケットを作りました。本体は500mlのペットボトルをベースとしていますが、羽の素材、大きさ、形状、本体の先端部分の形状…など、独自のものを考えて作ってみています。まだ制作中の子どももいますが、できた子ども達から校庭に行って飛ばしています。なかなか上手く飛ばずに、飛んだ距離が10m強ぐらいのものが多いですが、中には40m弱のものも。飛んでいる様子を見ていても違いがあって、なかなか面白いです。

6年1組からのトピック


宇宙(仮題)

この学年は、4→5年生とクラス換えをせずに上がり、この6年生になってクラス換えが実施されました。心の面での大人への成長が始まるこの時期、気心知れた友だちと離れ、新たな友だちとの日々がまたスタートするのは不安もあるでしょう。また、自分たちが創りあげてきたクラスの文化がリセットされるのも違和感があるかもしれません。そんないろいろな思いもある中での出発です。ですから、どうしても学年当初は「元○組」という仲間で集まる様子が見られていました。「何れ…」と思い、そんな姿を追っていた毎日でした。

総合のスタートである「テーマ決め」でも、そんな子どもたちの様子が見られたような気がします。「小学校最後の総合」「どんなふうに総合に取り組んでいきたいか」などをみんなで話し合ってから、いよいよテーマの候補を出し始めました。すると、不思議と「元○組」の子どもたちで、提案が似ているところがあります。4・5年生の時のテーマ決めで出されていた題材だったり、前年度のテーマから発展させようとするテーマだったり。話し合いながらそれらが徐々に絞られていくと、その傾向が強く出る子どもたちもありました。

それでも、最初はそういう流れに流されそうになっていた子どもたちも、テーマについて構想を考え、プレゼンをして広く理解してもらえるようにしていくと、徐々にばらけてきました。「あれも面白そうだな」「これはここから広がるのかな」など、新たに一人ひとりが考えたのだと思います。最終的には「黒板アート」と「宇宙」に絞られ、最終投票に結果、「宇宙」に決定しました。この「宇宙」というテーマは、たった一人の提案からのスタートだったテーマです。

6月中旬に「宇宙」に決まった1組のテーマ。宇宙と言っても幅広いので、宇宙の中で何をしていきたいのかを整理しました。その中で一番は、提案時からあった「(ペットボトル)ロケットづくり」。ある高校生たちが研究して、高く飛び上がるロケットを作っているというのに刺激を受け、「自分たちも」と挑戦していきます。試しに、1学期中に一人1つずつ作ってもみました。飛ばすための発射台は1学期中には作れなかったので、2学期以降研究します。

その他に「宇宙食」「宇宙ゴミ」「宇宙の模型」「星座」「ブラックホール」などが出されていて、夏休みにはそれぞれのグループでロイロで報告し合いながら、個人研究を進めます。そこから、2学期の進め方が見えてくるでしょう。

テーマが大きく、大人でも難しい内容もあるのですが、そんな中でも子どもたちと研究していけることに取り組み、最後の総合として進んでいきます。