3年1組からのトピック


「ビッグどろだんご プロジェクト」

 3学期は、クラスみんなで巨大などろだんごを作ろうとチャレンジしました。どうやって作るかは、秘密・・・だったのですが、活動を終えた今、公表します!
 ひとつは、小さなどろだんごにさらにどろを貼り付けていって、育てる感じで大きくしていく方法。
 ふたつめは、サラダボウルにどろを入れたものを2つ作り、乾いたら取り出してどべで合体させる方法。
 みっつめは、サラダボウル2つを貼り合わせ、そこにどろを貼り付けていく方法。
 グループごとに、やりやすそうな方法を考えながら取り組みました。

 これだけの大きさのどろだんごを作るには、相当な量のさらすなが必要です。土をちゃこしやふるいでこして作るさらすな、大量生産するにも地道な作業をこなさねばならず、苦労しました。またそのさらすなも日によって質が変わってしまうのか、何日かに分けてしまうとうまく乾きません。さらに、早い段階で乾いてしまうとすぐにぽろぽろと割れていってしまいます。どのグループも、何度も失敗をくり返し、時にはケンカもしながら、それでもあきらめずに取り組みました。

 学習発表会ではビッグどろだんごコンテストも開催し、自分のグループの良さやがんばってきたあゆみを来場者にアピールすることもできました。票を集めたグループもそうはならなかったグループも、みんなよくがんばりました。「どろだんごが作れるようになった!」ということも嬉しかったのですが、そこに至るまでの過程で、あきらめない気持ちや、グループの仲間と活動を進めていくコミュニケーション能力などが養われ、大きく成長したことに感動しました。

3年1組からのトピック


「土」

  1学期から『土』をテーマに活動しています。2学期はどろだんご、陶芸、土壁、レンガ作り、土染めのグループに分かれて研究を進めてきました。
 土染めは、夏休みを利用して個人的に研究してきたことをもとにして、真っ白な布を土できれいな色に染めることができました。これからクラス全員で挑戦する予定でいます。
 陶芸は、自分たちで多摩川から採取してきた粘土を使って作り、オーブントースターで焼いてみましたが、固くはなったのに水につけると溶けてしまい、失敗してしまいました。このあと、市販の粘土を混ぜることでしっかり焼き上げる予定なのですが、どのくらいの量ずつ混ぜればできるのか、実験していく予定です。
 レンガと土壁は、図書室で作り方が書かれた本を見つけたことで研究が進むようになりました。レンガはなんとか形がくずれないくらいのかたさにはできるようになりましたが、まだ十分なかたさとは言えません。さらに固く、できれば火にも強いものを作れるように試しています。土壁は、これまでのようにすぐにひび割れしてしまうことはなくなりました。まだ小さな大きさでしかできていないので、材料を準備して、大きくしてもできるようにしたいと思っています。
 人数が一番多いどろだんごは、1学期のようなチョークや絵の具を混ぜて色をつけるのではなく、まずは土だけでピカピカでかたいどろだんごが作れるように何度も何度もチャレンジしてきました。2〜6人でグループを作り、どろだんごコンテストも開催して、ピカピカにする技を披露しあいました。作ってからビニール袋で一晩休ませると固くなる、葉や布でこするとピカピカになっていく… ピカピカどろだんごの作り方を自分達で発見し、発表することができました。
 この後も、「もっとピカピカに!」「色をつけたい!」「もっと大きく!」「もっと固く!」やりたい思いはたくさん。
 残された時間でどこまで研究を深めることができるでしょうか。3学期もみんなでがんばります。

3年1組からのトピック


「土」

 「土」をテーマに進んでいる3年1組の総合、1学期はどろだんご、ブロック、土壁、粘土、砂絵と、「自分がやりたいこと」でできたグループでそれぞれ活動が進んできました。
 陶器作りは、陶芸チームがみんなの先生になって進めてきました。素焼きの後に釉薬を塗って本焼きすると、ツルツルに!粘土をこねていたときの感触との違いにビックリです。
 1学期にやってきたことは、グループごとに模造紙にまとめてクラスで発表もしました。カリタス総合デーでは、来てくれた幼稚園児と一緒に活動し、保護者のかたに説明する子もいました。
 個々の思いで進んできた1学期の総合、活動自体も友達関係もうまくいかないこともありながら、乗り越えてきたことで成長してきました。2学期からはどんな展開になっていくか、いまから楽しみです。

3年1組からのトピック


「土」

 「固いブロックを作りたい」と、土の活動を進めたい声が多くありました。「粘土が作れれば、カラフルな色粘土ができるかも」、どろだんごだけでも「まんまるにしたい」「つるつるでキラキラでなめらかなのを作りたい」「世界一大きいのを作る!」とやりたいことはたくさん!また家作りも「民家園にあった家、かべは土でできてたよ?」「屋根も瓦は土からできてるんじゃない?」と、土の活動につながりました。「家にするのはちょっとムリなんじゃない?」という声もあり、調べてみてやっぱりできないね、というのも研究成果のひとつだよ、と話した上で土壁も作ってみることになりました。
 ともかく活動を始めたい子どもたち、個々にいろんな思いをのせて、5月18日に、今年の3年1組では「土」をテーマに活動することに決まりました!!

 そうと決まれば、子どもたちの勢いはたいしたものです。自分のやりたいことでグループを作り、どんどん活動が進んでいきます。
 どろだんごチームは、あっというまにまんまるなどろだんごができるようになってきました。大きなどろだんごにも挑戦していますが、やっぱり割れやすくなって苦労しています。まわりを何かでコーティングしようか、という調べを進めている子もいます。
 ブロック作りも、なかなか思うようにかたまらないようですが、土さがしからがんばっています。
 「どべっていう、接着剤みたいになる土があるんだよ」と、土の調合を始めたグループも。その後「ゆうやくっていうカラフルにする土があるらしい」と、きれいないろの土を作り始めています。(本来の釉薬とは違う方向になっていますが、まあいいのです。)きれいな土は、かわかすとかたまりになってしまいます。そこでそれをかなづちでくだき、きれいな砂ができました。
 粘土を作ろうというグループも、良い感じのものができそうです。
 土壁づくりは、段ボールの板に土を平らにもってかわかしてみました。でも土がかわくとボロボロに… かわいてもくずれないようにするにはどうすればよいのでしょう… 今後の調べに期待です。
 校内のいろいろな土を集めて、オリジナルの図鑑にしようというグループもあります。セロテープでノートに貼り付けて標本を増やしています。
 陶芸グループは自分でやったことがある、という子が中心になってできたグループです。まずは市販の「陶芸粘土」を購入してやってみることにしました。グループのメンバーで形作りをやってみたので、今度はクラスみんなでやってみよう、と計画しています。まだ素焼き前の段階ですが、はたしていいオリジナル陶器ができるでしょうか。

 いまは、「土」を共通のテーマとして、グループ毎に幅広く活動を展開している段階です。いずれテーマはくっついたり選ばれたりしていって絞り込まれていくかと思いますが、いまのところどのグループもとても意欲的に進められていて、今後が楽しみです。これからの展開にご期待ください!!