1年2組からのトピック


だいすき

3月13日、羊のアンはトラックに乗って牧場に帰っていきました。子どもたちはちぎれるほど手を振り、荷台を見上げていたのです。

そこまでの3学期の道のりを振り返ってみましょう。
年が明けて以降の2組の子どもたちは多摩川探検の活動から動き始めました。子どもたちの発案で、みんなで2つずつ石を拾って学校に帰ってきたのです。その石に・・・ アイとアンの顔や身体を描き、ニスを塗って出来上がり。この作品を2月の学修発表会に展示しようと気持ちをつなげていきました。
その後、自分自身の誕生後の成長を振り返る命の授業、ジャガイモの種芋を植え、学修発表会での舞台発表(動物への呼びかけと「きみがだいすきずっとだいすき」の歌)、来場者への説明、羊になりきる詩の創作、飼育小屋の転居、牧場の福田さんへの飼育継続を願い出る手紙の執筆、そして雨の日も雪の日も悴む手に息をかけながらする小屋の清掃などをみんなで協力委しながら継続してきたのです。
「わたしはアンのそばにいるだけであたたかい気もちがゆっくりとつたわってきます。福田さん・・・、もう一どアンのいのちをかしてください」という願いは快諾されました。
子どもたちは進級後のアンとの暮らしを心待ちにしています。

1年2組からのトピック


だいすき

アイとの別れ アンとの出逢い
みんなの心に幾重もの思い出が重なった2学期でした。
仔羊のアイの死とアンとの出逢いがこの学期を象徴するできごとだったのです。

7月から暮らし始めたアイが散歩中に座り込んだり歩きたがらなかったりすることが増えたのは9月の下旬くらいからのことです。子どもたちはそのことを気にかけ、ゆっくり歩き、リードも外して見守ることでアイへの想いを深めていったのです。アイは体力を回復するために11月に入っていったん牧場にもどったのですが、その2日後に天国に旅立ってしまったのです。

子どもたちはその喪失感をもちつつも、命のこと、生と死について、アイへの想い、飼育の難しさや悦びなどを再考する日々を過ごしました。

羊さんとの生活が日常になっていたみんなは熟考したうえで3月まで2年生(現3年生)が飼育していたアンを迎えることになりました。アンと出逢いお世話を再開した子どもたちはアイがいる空を見上げながらその日々をゆったり紡いでいます。

多摩川探検、秋祭り、サツマイモの収穫、チューリップの球根植えなど活動が盛りたくさんの今学期を助け合いながら完走した子どもたちです。

1年2組からのトピック


だいすき

入学した子どもたちは数えきれないほどの「だいすき」に出逢いました。学校探検をするなかで行動半径を広げ、畑にはサツマイモの苗を植え、ひまわりの種の観察もしました。
2度にわたって多摩川探検にも出かけています。川では広い青空の下、石を積み、蝶を追いかけ、湧き水の沼に入ってヌマエビや稚魚を捕まえ、土手滑りに木登り、草花のスケッチなど休む間もなくフィールドを駆け回りました。土の硬さや柔らかさ、温かさを掌や足の裏で感じとる子どもたちは日に日に逞しくなっています。
動物の飼育については多方面からアプローチしました。移動動物園で命と出逢い、飼うことと育てることの違いを考え、自分を支えてくれているお母さんの存在に気づき、小屋の周辺の雑草を抜き、室内の清掃もしました。これと並行して福田牧場で暮らしている動物たちとお世話の大変さをみんなで感じとることができたのです。
みんなの覚悟が固まったところで、校長先生に直談判。7月12日に仔羊を迎えたところです。「愛を持って生きていけるように」「幸せな毎日が過ごせるように」とアイと名付けた子どもたち…。みんなはアイと共に大きくなっていくことでしょう。