5年1組からのトピック


「おつけもの」

各県のお漬け物
 二学期の最初に、夏休みの自由研究で漬け物について調べてきた子どもたちが発表しました。各県にはいろいろな漬け物があることがわかり、クラスでも調べてみることにしました。

ぬか漬け作りに挑戦
 次に、自分たちはどんな漬け物に取り組むのかについて、話し合いました。ぬか漬け、たくあん、キムチ、味噌漬け、べったら漬け・・・などいろいろ出されましたが、最初は一学期から一部の人が始めていたぬか漬けに挑戦することになりました。ぬか床の分量や風味材(昆布や唐辛子、他)などはそれぞれが調べ、準備して取り組みました。材料や漬ける野菜、それぞれ人の手についている「常在菌」やぬかの置かれている環境によっても発酵や味が変わってくると言われているので、どんなぬか漬けができるか楽しみでした。最初の頃は加減がわからず、漬けすぎてものすごくしょっぱくなったり、浅すぎて何もぬか漬けの味がしなかったり・・・と試行錯誤の連続でしたが、次第に野菜それぞれのベストな漬け時間が違うことも少しずつわかってきました。
 また、日々の忙しさにぬか床をかき混ぜることを忘れてしまうこともあり、ぬかの表面にうっすらカビが繁殖しているグループやぬか床がシンナーのような臭いを発するぬか床も出てきてしまいました。いろいろな失敗を繰り返し、たまには皆で試食会を開きながら、それぞれが美味しいぬか漬けを目指して取り組んできました。手でかき混ぜてお世話をする大変さを知るとともに、自分のぬか床を育て、風味のある美味しいぬか漬けに今後も挑戦していきます。

漬け物用の野菜を育てたい
 また、10月頃より自分達で作った野菜で漬け物を作りたいと、畑を耕し、その畑とプランターで大根、ミニカブ、ニンジンなどの野菜を育ててきました。12月最後の授業でプランターのミニカブを収穫し、塩漬け、酢漬けにして味わいました。そのカブの新鮮で甘いこと・・・「美味しい!」と声が上がりました。

5年1組からのトピック


「漬け物」

4月、今までにどんなテーマで活動してきたかを振り返り、テーマごとに分類してみました。「社会」の分野についてはあまり触れていないことがわかり、それに関連するテーマはどうかと子どもたちと模索してきました。幾つか提案されたテーマは、6月になって『食品ロス』『おつけもの』『多摩川の生き物』に絞られました。
『食品ロス』(→6月26日テーマの希望者がいなくなりました
『漬け物』神奈川県産の三浦大根などの野菜で、漬け物を作りたい。大根、ニンジ  ン、カブ、キュウリなどは定番だが、オリジナルの漬け物を考えたい。他の県の漬け物を調べてみたい。
『多摩川の生き物』 魚など外来種が増えているという。多摩川でも調べてみたい。生き物を保護し、増やして逃がす。
「話し合いばかりでも埒があかないから、テーマごとに活動し合って報告したらいい」という意見に皆が賛成しました。『漬け物』グループは、味噌漬け、塩漬け、ぬか漬けに挑戦し、『多摩川の生き物』グループの子たちは本などの資料で調べました。7月。全員で二つのテーマで活動してみることにしました。3日多摩川に全員で行って生き物探しを行いました。久しぶりに多摩川での活動の楽しさを味わいました。その二日後「漬け物」も全員で挑戦しました。「塩はどのくらいの量を入れていいのかな・・・」「ぬかの量を量りたいけど、秤が小さいよ」意外に悩みながら、夢中になって活動していました。さて、テーマはどうやって決めるかを話し合ったとき、多数決では決めたくないという子がいました。「それぞれのテーマの良さを出し合って、その良さの多い方で決めたら」と提案しました。テーマの活動の広がりを確認する意味で全員が一人ずつ自分がやりたいテーマの良さを訴えました。そして、最終的にどちらのテーマがよいか投票しました。多摩川(11票)、漬け物(21票)どちらもいい(4票)で、「漬け物」をやることを皆が受け入れました。