6年2組からのトピック


縄文LIFE復活プロジェクト

3学期は、火起こしと土器作り、そして火起こし用の紐編みと、三つの作業を分担して進めて行きました。

2月に入っても火は起きず、土器作りでは、粘土の固さを水分量によって調節することや、砂を混ぜて粘りと出すことが難しく、苦戦しました。また、紐編みでは長くて強い紐を編むために素材や編み方を研究しました。

学習発表会を終えて、残り時間が少なくなったところで2組の縄文LIFEの着地点を確認しました。子どもたちには、それぞれ自分たちが没頭してきた活動に、自分たちなりの区切りをつけたいという思いがありました。そのため、クラスで同じ活動はできなくても、それぞれが自分の縄文LIFEの着地点を目指して活動することになりました。

編んだ紐で縄目をつけた土器を作りあげ、いよいよ総合も終わりだという3月10日、初めて062縄文村に火が起こりました。子どもの力だけで、火がついたのです。14日には、子どもたちが尊敬している週末縄文人さんとの縄文人交流会をもつことができ、私たちのあゆみの発表をすることができました。また、念願だった一緒に火を起こすことも実現し、6年2組の縄文LIFEは完結をむかえました。

6年2組からのトピック


縄文LIFE復活プロジェクト

2学期は土器を作ることを目標に、土器作りのための粘土採取・素焼きのための火起こしを中心とした活動をしてきました。また、クルミやドングリ拾い、ススキや木の枝など燃料と火起こしの材料となるものを求めて多摩川にも2回行くことができました。総合の時間になると、植物の皮で紐切り式火起こしのための紐を編む子、火起こしに挑戦する子、粘土をこねる子など、それぞれ自分で考えて活動を続けています。なかなかうまくいかない火起こし、そして土器作り・・・「もし本当に私たちが縄文人だったら、火も起きないし土器もできなくて、こんなに長い間何も食べられないなんてつらすぎるよ~」とぼやく子も。このままではまずいと、各々が持っている情報を整理・共有し、その結果なんとなく判明してきた失敗の原因を取り除けるよう、3学期に向けて決意を新たにして2学期は終わりました。極力教師は口を出さない、自分たちで考えて活動する総合は、失敗が続いても楽しい時間です。

6年2組からのトピック


縄文LIFE復活プロジェクト

『6年生らしい総合』『インドアな総合が多かったから、アウトドアな総合を』『男女関係なく、みんなで楽しく協力できるテーマを』……4月の話し合いで確認した目標を元に希望のテーマをプレゼンしました。ロイロノートを使った資料でのプレゼンだけでなく、総合お楽しみ会という活動型のプレゼンでは、それぞれ自分たちが支持しているテーマの良さや楽しさが伝わるようにと準備をしました。ただ楽しいだけでなく、1年間通して追究できるものは何か、まだ知られていないことが多いテーマの方が追究しがいがあるのではないか等、話し合いを重ねた結果、6月に『縄文LIFE復活プロジェクト』にテーマが決定しました。

人間が生きていくために必要不可欠な『食』を発端に、春夏秋冬の縄文人の生活をなぞっていくことになった2組の総合。春は時期を逃してしまったけれど、クラスの子が自宅で育てていた稲を分けてもらったり、潮干狩りに出かけて(実施が休日であったため全員とはいきませんでしたが)貝を採るという体験をしたりして縄文人の生活をなぞっています。

2学期は、採った貝やできた米を食べるために火を起こす・土器を作るといった活動からスタートできるよう、夏休みにそれぞれが調べたり体験してきたりすることになっています。