6年3組からのトピック


「モザイクアート」

17個のSDGsの目標について、自分たちでも理解できるような情報を求めてネットや本で調べました。そしてまず班ごとに伝えたい目標をモザイクで表すことにしました。完成した作品を並べてみると、標語風に文字や×のような記号を入れた作品がいくつか見られました。「文字や記号を入れるとポスターみたい」という意見が出て、さらに「それではバンクシーのように絵で伝える方法にはならないよ」と担任に言われ、次の作品には文字を入れないことにしました。
1月中旬、いよいよSDGs17個の目標を別々に作成し、それを貼りつける活動の始まりです。自分たちの担当が決まると、改めてSDGsの目標についてタブレットで確認する姿が見られました。トイレットペーパーの芯を1㎝角に切る作業はとても力が要り、なかなか進みません。2番の「飢餓をゼロに」を担当した班は、「私たちにとってごちそうはハンバーガー。それを食べられる幸せを表そう」とモザイクで大きくハンバーガーを表しました。
学習発表会では、その作品に込められた願いや想いをZoomの向こうで見てくださっている観客に語りました。
その後、自分たちの最初の目的である「社会も問題点をモザイク画で皆に伝えたい」の実現のため、この大きな作品をどうするか話し合いました。すると、Maさんが「1枚ずつばらして校内のいろいろな壁に掲示すると、低学年の子たちは学校探検のような感覚で回ってくれるのではないか」と提案しました。そこで残り少ない時間の中、各作品を掲示できる場所を探し、担当の先生に許可を頂き、17枚のモザイク画を切り離し、額縁に入れて飾りました。そうして6年3組の総合は終了となりました。
子どもたちは、自分たちの総合が単なるモザイク画の追究ではなく、SDGsにつながり、それを皆に伝えることができたことに大きな達成感を得られました。そして、これからも折に触れてSDGsを意識していくことでしょう。

6年3組からのトピック


「モザイクアート」

友だちの作品から、モザイクアートで「立体感」と「色の工夫」をしたい、そして「社会に向けてメッセージ性のある作品を作りたい」という希望をもって総合を進めることにしました。
4人の総合委員さんを中心に、印刷物の色の出し方を顕微鏡で調べたり、丸シールを使って作品を作ったりと活動を中心に進めました。途中、丸シールアートに魅せられる子が続出しましたが、校長からの「ただ丸シールを買って貼るだけの総合でいいの?」というアドバイスを受けて、材料から自分たちで作るのが総合だと気づくことができました。
目標であるメッセージ性のある大きな作品を作りために、もう一度「モザイクアートとは何か」「モザイクアートの美しさとは」「自分たちの作品で工夫できること」などを皆で調べました。その中で、モザイコとしてペットボトルのキャップや石、ビーズなどのアイデアも出ましたが、トイレットペーパーの芯を広げて色付けをし、1㎝角に切ったらよいのではないかと、この冬休みにトイレットペーパーを各家庭で集めることにしました。
また、コロナはひとまず置いておいて、自分たちが考える社会の問題点を全員がロイロに提出し、それについて発表しました。そのうちのSさんは、気象庁からの気温の変化のグラフと、地球温暖化による海水面上昇の範囲の地図を示しながら、自分たちの生活が脅かされていることを力説しました。また、Mさんは、自分の家でも行っている保護犬の世話の話と殺処分の現状について報告していました。
そうした社会の問題点をまとめていくと、今話題になっているSDGsに行き着くのではないかと気づき始めました。そこで改めてSDGsについて調べてみると、確かにそうです。そこで、3学期に向けてSDGsの17個の目標のうちの一番伝えたいことを4人グループでモザイク画に表現してみました。
3学期はこの作品の振り返りといよいよ目標であった大きな作品の構想、実践に入っていきます。