3年3組からのトピック


「アンサンブル〜幸せの音色〜」

 子どもたちの目標は「アンサンブル」。みんなで何か一つの表現をして、見ていただいた人たちを幸せにしたいということです。1学期総合デーで歌を聴いてもらった時に沢山の拍手をもらってとても嬉しかったことが心に残っていました。何かみんなでできることはないかと考え、クリスマスに合わせて36人で劇に挑戦することになりました。以前DVDで観賞した「鳴らない鐘」という作品で、鐘の音を表現するためにハンドベルの合奏にもチャレンジしました。全ての役を誰もができるようにグループ練習していくうちに、声の出し方や、台詞の速度や抑揚など、お互いに気づいて改善していくことができるようになりました。

 待降節に入ってから、たくさんの人に見ていただきました。公開研究会参観の先生方、全校児童と先生方、中野島老人福祉センターに集った地域の人たち、幼稚園の園児さんたちなど。回を重ねるごとに、どんどん力を発揮して落ち着いて演技できるようになり、劇の中のメッセージを伝えることが楽しくなってきました。始めは劇や音楽など表現することに消極的だった子どももすっかり溶け込んで自信を持って演じることができました。一人では絶対に成し遂げられない一体感、達成感とともに大きな感動を周りの人にも与えてくれました。

 一方、粘土での土鈴作りも続けていました。 作り方を変えてみての試行錯誤を経てなお全く鳴らないものもあったので、壁を越えるためにどうしたら鳴るのか陶芸の専門家の先生にアドバイスをいただきました。3回目のチャレンジ、子どもたちは真剣そのものです。今回は色づけして釉薬を塗って焼いたので見た目にも鮮やかで、色々な音が楽しめる作品になりました。

 3学期にはまた、みんなで表現すること、土鈴を極めることなどいろいろなチャレンジができるでしょう。みんなと話し合いながら進めていきます。