「玉川焼~お米をたこう、作った土鍋で!」
まずは目標について話し合い、2学期の目標は、お茶碗を作ること、3学期の目標は土鍋を作ることになりました。夏休み、子どもたちは「玉川焼(玉川の土で作る焼物)」をテーマに、様々な自由研究に取り組んでいました。一気に焼物についての知識が増えたので、2学期はその学びを生かして活動に取り組みました。
〜2回のお茶碗作り〜
始めに、お茶碗作りに挑戦しました。多摩川の土はたくさんなかったので、信楽粘土も使いました。信楽の粘土は、ひび割れにくく形にしやすいのですが、多摩川の粘土は手作りなので柔らかすぎたり、ひび割れてしまったりしました。
2回目は、信楽粘土でお茶碗作りの練習をしました。厚さが均一ででこぼこがなく、高台があるお茶碗を目指しました。前回の失敗点を生かしたり、上手に作っていた友達にアドバイスをもらったりしながら作りました。1回目よりは、よく出来た人が多かったようですが、更に今度は専門家の人に教えて頂きたいという願いも持ちました。
お茶碗は、釉薬をかけて本焼きをしました。つるつるで水を吸い込まないお茶碗になりました。ビー玉を入れて色をつけた人もいました。
〜身近な土で粘土作り〜
多摩川の土以外にも視野を広げていこうということになり、学校の竹やぶの土や、田んぼの土からも粘土を作ってみることにしました。また、担任が稲城の粘土を少し頂くことができたので、その粘土も濾して使えるようにしました。たくさんの土から、ほんの少ししか粘土がとれなかったり、乾燥させすぎてしまって水で戻す…ということを繰り返したり、粘土作りは難しいです。2学期の終わりに、それらの土で、小さな器型のテストピースを作りました。どの土がお茶碗に向いているか、焼いても溶けないか確かめるためです。
また、一学期とは別の多摩川の河原にも粘土を探しにいきました。低学年の頃遊んでいた多摩川ですが、「こんなところに粘土あったんだ!」と新たな発見に嬉しそうでした。この粘土でお茶碗を作れるとよいです。
身近にある土や、多摩川の土でお茶碗を作ることが目標です。どの粘土ならお茶碗を作れるのでしょうか。まだまだ研究は続きます。