「歴史劇~日本を今一度洗濯致し申し候~」
2学期に何度も改良した脚本ですが、もっと分かりやすくしたいという思いを持った人たちを中心に、更に改良を重ねました。そして「脚本5」でやっとオリジナル脚本が完成しました。
それと同時に、少しずつ演じる練習を始めました。まずは、配役を決めずにクラスを4つのグループに分けて、場面を演じてみました。色々な人がいくつもの役を経験でき、さらに演技が上手な人から学んだり、お客さんに背中をむけないなど基本的なことを学んだりできました。そして、配役を決め、いよいよ上演に向けての練習開始が始まりました。舞台に立ってみると…、声が小さい、舞台を広く使えない、人が重なってしまう、迫力を出せない…。課題が山積みでした。皆で声を掛け合って、何度も何度も改良しました。タブレットで動画を撮り、どこをどう直せばよいかも考えました。
本番1週間前くらいに、やっと劇が形になってくると、「音響やります!」「照明やります!」と声が上がりました。自分たちでどんどん研究し、役と裏方の仕事の入れ替わりも考え、チームワークよく進めていきました。さすが6年生です。
本番2日前、同じく劇の総合を頑張っている4年生と、お互いの劇を見せ合う時間をいただきました。そこで4年生の迫力ある演技に刺激され、6年3組の演技は更に真剣になり、分かりにくいと指摘を受けた場面は改良することができました。
本番まで時間の限り練習しました。子どもたちの演技はどんどん生き生きとしていきました。そして、学習発表会本番。今までの中で一番の劇を観ていただくことができました。
歴史を学ぶことから初めて、焦りながらも走り続けた1年間。劇作りを通して、クラスの絆が深まり、最高の劇を作れたことを皆で喜びました。