だいすき
毎日たくさんの出会いがあり、いろいろな「だいすき」を見つけられました。入学式当日から、6年生ペアのお兄さんやお姉さんにお世話になり、たくさん甘えさせてもらって、優しく大切にしてもらいました。みんな「6年生、だいすき!」です。すると、大切にすることの喜びを、他の誰かにもお返ししたくなります。
5月、ひまわりの種をよく見て画用紙いっぱいの絵に描いてから、種蒔きをしました。芽が出るまで、ひまわりの育ち方や性質などを調べ、楽しみに待ちます。「高さが2~3メートルになるって書いてあるよ!」「お日さまの方を向いて回るから、ひまわりなんだって!」と、班ごとにひまわり調べをしました。そして、大きくなあれ!と願いを込めて水やりを続けます。「ひまわり、だいすき!」
5月と6月、多摩川探検に出かけました。川エビや小魚をとったり、虫をつかまえたり、石拾いに夢中になったりして、自然の中で好きなだけ、自由に遊びました。大人も子どもも・・・「多摩川探検、だいすき!」
同時に、どんな動物を飼おうかと話し合いを続けました。はじめはうさぎやモルモット等の小動物が挙がりましたが、2年生の羊と山羊に触れ、お散歩させてもらうと、自分たちも飼ってみたくなりました。小動物と違って羊・山羊のお世話は大変です。でも、みんなで一生懸命「お母さん」「お父さん」になろうという気持ちが固まっていきます。羊か山羊かの話し合いは、数えきれない程繰り返しました。羊を飼いたい人が多かったけれど、山羊がいい人の気持ちも大事にして、全員が納得しないと決められません。多数決で決めるのはよくないという人に、みんなが賛成したからです。最後は、「どっちもかわいいから、羊でもいいよ」と言ってくれた山羊希望の友だちに「ありがとう!」と言って決定しました。
7月、羊がやってきました。2組は、茶グレー色と黒の小さい羊です。名前を考えるのにも5日間かけて話し合い、「チョコちゃん」に決まりました。チョコレート色で、チョコチョコ歩くからです。お散歩は楽しいし、糞の掃除だってとっても楽しいという1年2組のみんなは、「チョコちゃん、だいすき!」です。