4年1組からのトピック


キラキラ輝く3つの合体大作戦~人と動物を笑顔に~(仮)

 同じメンバーで過ごす2年目の総合。話し合いの末に最後の残った3つは、昨年の総合から願いを発したものでした。
①遊行寺に阿波おどりで出たときにあったマルシェのように「屋台」を出してみたい
②昨年度の「阿波おどり」をもっと深めて、観る人を笑顔にしたい
③「絶滅危惧種」がいるから、多摩川でごみを拾うなどして、その動物たちを助けたい(昨年度に案として出されていたものから派生)

 この3つには、どれにも懸念がありました。
①屋台に出したいものの案が簡単なもので広がらない、そもそもマルシェを出す場所があるのか分からない
②学年が変わったから新しいことをやりたいという子もいる
③「絶滅危惧種」に会うことはできないから、その実感はもてるのかな

 一人の子が、「遊行寺もあるから屋台を阿波おどりと合体できないかな」と考えたことを出発点に担任も考え、異例の「3つを合体する」コンセプトを提案してみました。「ごみや廃材で作る作品をお客様に買っていただき、その代金を絶滅危惧種を保護する団体さんに募金するという活動をする阿波おどりの団体」ということになります。

 もちろんそこには、「さすがに3つは多すぎる」という反対意見もありました。異例ですから当然です。ただ、「去年も壁が多くて楽しかったよ」「小学校60年の中で前代未聞で、まず楽しそうだからできたらすごいと思う」「この相性のよい3つだから丸くおさまって、みんなハッピーになると思う」「やってみないと分からないからやってみよう」など、前向きな意見が多く出て、“前代未聞”のコンセプトでのテーマがスタートを切ったのでした。

 6月から活動ができたので、3つの担当に分かれて、調べ活動に打ち込みました。募集をしている阿波おどりのお祭りに直接電話をかけて交渉したり、今後開催予定のマルシェに出店できるように応募する文章を考えたり、多摩川にごみを拾いに行ったり身近な廃材を集めてエコで作れる作品を考えたり…。
 その結果、2学期になんと、阿波おどりのお祭り3つに出られることが決まったのです。阿波おどりチームの子は、急ピッチで並び順などを考えていきました。現在は、マルシェへの出店も応募している段階です。夏休みは、各自で踊りを練習したり作品を作ったりして、2学期からの『大作戦』に備えていこう―。そんな確認をして、1学期が閉じたのでした。