1年1組からのトピック


だいすき きらちゃん‼

  2学期は、多摩川探検に10月と11月の2回出かけました。暑さや雨で延期になりましたが、2回とも気持ちのよい気候で元気に河原を歩き回ることができました。魚やエビやチョウを捕まえるのは不動の人気ですが、ほかにも石集めや石投げ、石の橋造り、クルミ拾い、色水作り、秘密基地作り…と季節とともに遊び方も変わってきました。

  夏休み中牧場に帰っていたきらちゃんは、1組のみんなより一足早く学校に戻って来ました。一年生の教室前の小屋で生活するようになって、ぐっと身近に感じられるようになり、毎朝の小屋掃除と散歩のお当番、そして休日当番を頑張って、三頭のお世話にもずいぶん慣れました。
  10月に羊毛のワークショップに行った友だちの発表を聞いて「やってみたいな」という思いがうまれ、以前に4年生が飼っていたルンちゃんの毛を使った活動が始まりました。まずは、どうやって羊毛を洗ったらいいのか調べ、お湯の温度を変えて試しています。春にきらちゃんの毛を刈るまでに、きれいに洗えるようになりたいと思っています。

  10月には、秋まつりをしました。多摩川で拾った石にペイントしたペーパーウェイト、遠足で拾ったメタセコイヤの実を使ったアクセサリー、お面、金魚やヨーヨーを次々と作り、お店屋さんの種類を決め、お店で使うものや看板も作りました。当日は、ペアの6年生と一緒にお店を回ったり、店員さんになったり…最後には、6年生と保護者の方とみんなで「勇気音頭」を踊って、楽しい時を過ごすことができました。

  畑では、サツマイモがすくすく育ち、みんなでお芋掘りをしました。大きなサツマイモがゴロゴロ出てきて、大喜びでした。また、2年生のお泊まり会に向けて玉ネギを植えたり、来年度の入学式のためにチューリップとお花の苗を植えたりしました。花壇や畑の草取りも、重い植木鉢を運ぶのも得意になりました。

1年2組からのトピック


だいすき

みんなでつくった「秋祭り」
  1年生にとって初めての学年行事「秋祭り」に向けて、みんなで力を合わせてたくさんの準備をしてきました。2組が出店するのは、「ボーリング」「射的」「アクセサリー屋」です。ボーリング屋さんは、ペットボトルに動物の絵を付けて、ボーリングのピンを作りました。射的屋さんは、割り箸鉄砲をいくつも用意し、的(まと)にする紙コップに点数や絵を描きました。アクセサリー屋さんは、全員が遠足で拾ってきたメタセコイヤの実でアクセサリーを作ったので、それを素敵に飾りました。どのお店も、12人のチームで自分たちの力で作れる物を考え、話し合いをしながらどんどん作業を進め、すっかりお祭りのお店屋さんになりきっていました。当日は、「だいすき」なペアの6年生も参加してくれて、一緒にお店を回り、秋祭りを夢中になって楽しみました。

自然は友だち!「多摩川探検」
  月1回の多摩川探検は、みんなが「だい、だい、だいすき」な総合活動です。回を重ねるに従って、どんどん行動範囲を広げていく1年生。11月の多摩川探検では、川の中で魚やエビ等を捕るだけでなく、川辺で時間をかけて秘密基地作りにも取り組んでいました。大きな枝を見つけて屋根にするのだと決めたり、みんなでくつろぐお部屋を考え出したりして、居心地のよい家を作る班がありました。また、ある班は小高い丘に上がると、大きな雲を見つけて「おーい、こっちへおいでよう!」と叫び、国語教科書に出ている物語「くじらぐも」を初めから終わりまで暗唱しました。その後、秋晴れの広い空の下、カリタス小学校オリジナルの歌「きみがだいすき ずっとだいすき」を歌って踊り、全身でのびのびと表現しました。それぞれの班で思い思いの過ごし方を描き出し、時間を自由に使って、気持ちのよい秋を満喫しました。

1年3組からのトピック


ゆきちゃんだいすき

  2学期は、牧場に里帰りしていたヤギのゆきちゃんとの再会から始まりました。元の教室に戻って、ゆきちゃんの鳴き声がよく聞こえるようになり、休み時間になると、誰かしらゆきちゃんをお散歩に連れだして一緒に遊ぶようになりました。
  あるとき、「ゆきちゃんとどんなことをしたい?」と聞いてみると、「ピクニックしたい」「多摩川たんけんに行きたい」「お泊まりしたい」「動物園に行きたい」「ゆきちゃんの牧場の仲間と遊びたい」などなど、たくさんのしたいことが挙がりました。一方で、まだまだゆきちゃんのお散歩も上手にできず、外に出かけるのは難しそう…まずは、「ゆきちゃんのことをもっと知りたい」と、ゆきちゃんのことをみんなで探っていくことにしました。
  「ゆきちゃんは、どの草が大好物か調べてみたい」という友だちの声から、ヤギに食べさせてはいけない植物がないか調べてきてくれた子がいました。その中には、アジサイ、スイセン、ツツジなど身近にある植物もあり、散歩中に間違ってゆきちゃんが食べないように気をつけようと話し合いました。「学校にはどんな草が生えているのか調べよう」ということになり、植物採集をして図鑑で植物の名前を調べ、ゆきちゃんに食べさせて、食いつき方を見たりもしました。
  また、日に日に大きくなり、力も強くなってくるゆきちゃんの成長記録を残そうと、紙テープでゆきちゃんの体のあちこちを測ってみたりもしました。そうすると、自分の体の大きさとも比べたくなってきて、「ゆきちゃんと自分のせいくらべ」もしました。
  2学期は、他にも秋まつりの準備や多摩川探検、ひまわりの収穫と種数え、更には玉ねぎを植えたり、チューリップを植えたり…総合の時間に色んなことに取り組んで大忙しでした。
  3学期は、2学期に十分にできなかったゆきちゃんのことをもっともっと深めていって、みんなが願っている「ゆきちゃんとのお出かけ」ができるように準備していきたいと思います。

 

2年1組からのトピック


ふくちゃんとJamp 2 it

  今年度は2学期に学校に宿泊する『おとまり会』がありました。野菜を育ててカレーライスを協力して作って皆でおいしくいただきました。体育館に2年生みんなでシュラフを使って寝るのですが、不安な気持ちはありました。でも「寝ればすぐに朝が来る」を合言葉にしたところ、静かに夜を過ごし寝られた子がたくさんいました。
  羊のふくちゃんとの生活は、お掃除お散歩だけでありません。4月に毛刈りした羊毛のゴミ取りが始まりました。まだ1歳のふくちゃんの羊毛は決して多くありませんが、福田牧場さんからもらった3頭分の羊毛もあります。そして、ふくちゃんの羊毛は大切なので最後にゴミ取りと羊毛洗いをする計画を立てました。なかなかゴミ取りは進みません。でも、総合Dayでは来校した保護者の方々にも手伝ってもらい、ようやく終わりました。
  そして、11月に入り寒くなってきたころ羊毛洗いを始めました。お湯で優しく洗うのですが、1回目の洗いではお湯が汚い茶色でした。3回洗ってようやくお湯がきれいになりました。
  でも、まだ羊毛は少し匂います。もう一度洗剤を使って洗います。でも匂います。試行錯誤しながら洗剤の2度洗いを最後にすることで、匂いもゴミもなくなってきました。もらった羊毛洗いが終わり、12月17日についにふくちゃんの羊毛洗いが始まりました。今までの学びを生かしてきっときれいな羊毛にすることでしょう。
  3学期に、この羊毛を使ってどんな活動をするのか楽しみです。

2年2組からのトピック


アイとアンと38人の仲間たち 

  2学期は探究が深まる学びの場がふんだんにありました。その軸となったのはアンとの日々です。羊毛洗いはそこに行きつくまでに紆余曲折があり、昨年度のあんこの羊毛を何度かにわけて検証しながら進めました。つけ置きの時間、ぬるま湯の温度、羊毛の扱い方はその都度課題が残り、12月に辿り着いたアンの羊毛洗いでようやく理想に近い仕上がりになってきたのです。時間をかけることで羊毛だけではなくアンとの想いも深めてきた子どもたちです。短い3学期でどこまで羊毛の活動をつなげていけるかは未知数ですが、大事に生かしていくことでしょう。
  このほか多摩川たんけん、アンとの多摩川へのお散歩、いのちの絵本を作ることへの動き、聾話学校の子どもたちとの交わり、アンの姿を表現する絵画による表現などものやことに直に触れて問いをもつ物語のある毎日を子どもたちは駆け抜けました。

2年3組からのトピック


ゆめちゃんとみんな大すき

  2学期の総合は、引っ越しに伴う夏野菜の移動から始まりました。夏は暑すぎて実らなかったミニトマトやピーマンも9月になると、たくさんの実がなり始めました。11月、寒くなってきたので植木鉢ごと教室に移動したところ温かい教室で元気に育ったミニトマトは11月末~12月でも80個以上とれました。また、10月には大きくなったシソを使ってシソふりかけを作りました。種から大きく育つまで何度も失敗して育ててくれたシソチームの人に感謝して、塩むすびにかけて食べました。11月には真っ赤に色づいた唐辛子を使って飾りを作りました。つるつるすべる実を麻紐で結ぶのは難しかったけれど、友だちと教えあって完成させました。

  ゆめちゃんと多摩川に行くプロジェクトも頑張りました。道を歩くときゴミを間違って食べないようにゴミ拾いをする係、糞を集める係、おしっこを水で洗い流す係、寄り道しないように脇をガードする係、喉が渇いたら水をあげる係などみんなで必要な役割を分担しました。行く前は、横断歩道や石の道も練習しました。準備万端で出発したからか、当日はスムーズに多摩川までたどり着くことができました。大好きな山羊のゆめちゃんに大好きな多摩川を見せることができて大満足でした。

  2学期後半は、ゆめちゃんが健康に楽しく過ごせる「ゆめちゃんランド」作りをスタートしました。まず、野菜作りに使っていた土を土嚢に入れて、山をつくりました。次に、どんな物をつくりたいか相談し、台、すのこ、坂道を6つの班に分かれて作ることにしました。初めて使うノコギリ、金槌、釘抜き、錐に苦労もしましたが、ゆめちゃんが楽しく遊ぶところを想像して、班ごとに協力して頑張っています。

3年1組からのトピック


「竹と関わって」

竹で未来をひらく「竹研究所」
  2学期は自由研究や竹作品の発表から始まりました。その中で、うちわの骨組みやザルやカゴなど、今はプラスチックにとって代わっている物が昔は主に竹で作られていたことや、放置竹林が問題になっている一方で、竹がサステナブル(持続可能)な素材として注目されていることが分かりました。そして2学期も「竹を活用するプロジェクトをいくつか立ち上げて活動しよう」、「竹林整備に参加してその竹を活用できたらなおいいね!」となりました。
  プロジェクトは、主に「家づくり(畑)」、「家具や生活の道具」、「茶道具と華道」、「ランタン」、「竹ガーデニング」、「楽器」、「竹炭」が立ち上がりました、竹炭チームは、「エジソンが電気を通す実験に京都の竹が使われた」という自由研究に端を発して始まりました。作品作りにはたくさんの竹の端材が出ますが、それらを竹炭に活用するのでゴミが出ない上、竹は油を含んでいるので燃料としても良く燃えました。また、竹の灰は土壌改良や水はけに良い事や、竹炭作りで出る煙からも竹酢液がとれることなどから、ガーデニングや畑の活動ともコラボしていきました。
  家チームは、屋根の竹にたまった雨水の重みで倒壊したり、作っていた場所で工事が始まるので「カリタスの森」に家ごと引っ越しすることになったりと、さまざまな壁にぶつかりましたが、そのたびにクラスの友だちが一緒に悩んだり、手伝ったりと、協力しながら歩んでいます。11月には念願の竹林整備にも参加でき、「竹は土にもどるのに何年もかかるのでたくさん活用してください!」と喜ばれ、ますますやる気を増しています。

3年2組からのトピック


「木材遊園地を目指そう!」

  夏休み前、子どもたちは折り紙や割り箸、段ボールなどを使った遊園地づくりを楽しんでいました。しかし、二学期に入ると、子どもたちからある願いが出てきました。それは、「人を乗せたい」という願いです。今ある材料で人を乗せることができるのだろうか?と考えると、やはりそれは難しい…。では、材料を変えてみよう。そんなところから、二学期の総合が始まりました。

  人を乗せるには、ある程度の頑丈さが必要です。そこで子どもたちが目を付けたのは、学校にあった木の板でした。2年生で木を切った経験がある子どももいましたが、全員で木を切ったり釘を打ったりするのは初めて。安全な方法を調べ、考えながら慎重に木を扱ってきました。

  今ではすっかり木の扱いが上手になってきた子どもたち。電動ドリルや、キリなども使うようになってきました。しかし、遊園地づくりはまだまだ途中です。最後には一体どんな乗り物を作ることができるのか、皆がワクワクしています。

3年3組からのトピック


「ようち園生と遊ぼう!」

 2学期は、3年3組教室前に幼稚園生と遊ぶための遊び場作りをしてきました。
小さな子でも楽しく安全に遊べるようにするにはどうしたらいいだろう、とたくさん考えました。そして、ブランコ、シーソー、滑り台、一本橋アスレチックといった遊具を作ったり、休憩できるようにベンチ、遊び場に入るためのはしご、遊び場の看板も一つ一つ手作りしました。
 大きなスコップで穴を掘ったり、廃材をのこぎりで切ったり、穴を開けたり、釘を打ったりという作業は、力仕事で根気のいるものがたくさんありましたが、3組の子どもたちは、遊び場作りが大好きで、休み時間もトントン釘をうったり、絵の具で色をつけたりしていました。
 遊びに来てくれた幼稚園生からは「本当の公園みたい!」「もっと遊びたい!」と言ってもらえて、「がんばってよかったな。」と嬉しい気持ちになりました。
 幼稚園生と交流を重ねていくうちに、はじめは緊張していた様子だった子が甘えてきたり、おんぶをねだってきたりする様子があって、一学期より仲良くなれたことを感じて喜んでいました。

4年1組からのトピック


キラキラ輝く3つの合体大作戦~人と動物を笑顔に~(仮)

 2学期開始4日目、「カリタス夜空連」は、西八王子で開かれる『踊れ西八夏まつり』にて演舞させていただきました。学校説明会後、学校に残って練習し、いざ出発。予想以上の暑さに、日中の街頭募金は断念しましたが、日が傾き、空の色が変わろうとしている頃、37名は、少し色落ちした山吹色のはっぴを身に纏い、駅前広場にいました。三方をお客さんに囲まれ、「非日常」の中を踊りました。辺りが完全に暗くなった頃、幅4mの商店街でも踊りました。お客さんとの一体感に心弾ませました。
 商店街を抜けた後は、街頭に立ち、絶滅危惧種の救済募金に役割をスイッチ。はじめは恥ずかしくて出なかった声も、仲間と並び、募金をしてくださる方の「踊りよかったわよ」「がんばってね」の声に後押しされて、精一杯呼び掛けることができました。暗くなるまで仲間と活動できた経験も、一生ものの宝物となりました。

 ただ、息つくひまはありません。一ヶ月後には、昨年叶わなかった『かわさき阿波おどり』の舞台が控えています。迎えた当日、掲げたテーマは「笑顔」。10分の踊りに全てを込めました。「笑顔でできた」という子と、「笑顔の”つもり”だったけど…」という子もいて、次への課題も明確になりました。
 さらに3週間後は、『遊行寺』にて「屋台」出店の予定でしたが、アスフェス延期の関係で、参加できないことに…。残念な思いを抱えていた矢先、終業式直後の12月21日(土)に、『しんゆりフェスティバル・マルシェ』へ出店できることが決まり、2学期の残る期間は、初めての屋台出店準備に注ぐこととなりました。実際に店番をしてみて、お客さんが来ないときの寂しさや焦りも感じましたが、何より、お客さんが来てくださったときの喜びを知りました。そして、自分たちで1から企画をし、準備をしてきた自信と、成果と課題が見えてきました。

 3学期には、カリタス小学校にて、『カリタス遊行(仮)』という、阿波おどりと屋台を楽しんでいただけるお祭りを開こうと企画しています。皆で決めたテーマ名にある「人と動物を笑顔に」を目標に、私たち「カリタス夜空連」ができる最大限のことを頑張りたいと思っています。