5年2組からのトピック


「自然を感じて遊んで、仲を深めよう!」

 多摩川に出かけたら、「どこにつながっているのか?」ということに興味を持った子どもたち。せせらぎ館の航空写真で辿っていくと、奥多摩につながっていることが分かりました。奥多摩ってどんなところなのかと実際に足を運んでみると、そこは、大自然に囲まれている場所でした。「ここで遊びたい!」「泊まりたい!」と願いを持った子どもたちは、「景色グループ」「火おこしグループ」「石・水質グループ」「天気グループ」に分かれ、活動していきます。

 「景色グループ」は、多摩川近辺の美しい景色を現地に足を運び、写真に収めていきます。11月には、「神戸岩」「払沢の滝」「秋川渓谷」に出かけました。「そこで撮った写真をカレンダーにして販売すれば、奥多摩に泊まる費用が稼げるのではないか」という子どもたちの発意から、カレンダーづくりが始まりました。

 「火おこしグループ」は、奥多摩で宿泊する際に、自分たちでおこした火で調理をしたいという想いから活動しています。あるとき、子どもたちはバスの運転手さんからいただいたイモを焼き芋にして販売し、奥多摩宿泊の資金にしようと考えました。そこから、「火おこしグループ」の焼き芋販売が始まったのです。校長先生や園長先生のところに行って交渉もしました。一つひとつ自分たちなりに数多くある問題を解決しながら、焼き芋を販売し、奥多摩の資金を稼いでいます。

 「石・水質グループ」は、どこから水が汚れているのか、どうしてそこから汚れるのかを知りたくて、水質調査をしています。「石グループ」は、上流・中流・下流の石を集め、その種類を調べています。

 「天気グループ」は、これまで雲、台風の実験をしてきました。どうして雲ができるのか?台風の渦のひみつなど、自分たちの興味関心を実験で明らかにしてきました。

 さあ、5年2組の自然体験物語、各々別の道を歩んでいますが、共通することは「自然」です。この「自然」を追究しながら、その〝よさ〟をみなさんに伝えていきたいと思っています。