2年1組からのトピック


アンといっしょに大きくなろう


2学期の幕開けは飼育小屋のお引っ越しでした。幼稚園舎の工事にアンのおうちが新しくなったのです。以前から進めていた雨の日の散歩に使用する簔づくりも完成。毎朝の小屋の清掃にも精を出す子どもたちでした。飼育をしているというよりも家族としてアンと共に生きる気持ちが深まっていったのです。

9月の下旬からアンの羊毛を洗う活動にも着手したのですが、ぬるま湯の温度、羊毛の扱い、すすぎや脱水など一度ではイメージ通りにはいかず、子どもたちなりに試行錯誤を繰り返す中でアンへの想いも深まります。来学期は羊毛を作品にしていく活動、アンのちぎり絵、小屋の看板の設置などを子どもたちなりに構想しています。

休み時間の散歩のルートには1組の教室も含まれていて、みんなとの対話を味わうかのような表情をしていたアンです。

2度の多摩川探検(9月と12月)、親子遠足も実施され、自然の懐に跳び込みその大きさや季節の変化を全身で感じとった2学期でした。探究心を深める、みんなと愉しむ、悦びを仲間にも広げることはもとより教室の図工の授業ではグループで川を絵にする活動にも挑んでいたのです。

栽培の活動では畑の雑草をみんなで抜き年末には1年生と鉢へ土と肥料を入れ、球根を植えました。去年、現在の3年生に教わった日のことを思い出したことでしょう。

毎月計測していたアンの体重は12月に30キログラムを超えました。(昨年牧場から来たときは14㎏)

チューリップのお花がつぼみになる頃、子どもたちはアンとの別れを迎えます。