4年3組からのトピック

「うどん(仮)」

 4月、1階から2階に上がり高学年の仲間入りをした子どもたち。クラス替えはありませんでしたがクラス担任は変わりました。
 総合のテーマについて話し合う前に、テーマ決めのルールについてみんなで考えました。
 ①何に決まっても、楽しんで取り組むこと。
 ②1年間本物を目指して追究できる1つのものを選ぶ。
 ③場所、大きさ、危険、お金などのことも考える。
『昔のおもちゃ』『からくりやしき』『劇』『和菓子』『スクイーズ』『レジン』『カリタス小学校の模型』などたくさんのアイデアが出ました。そして、テーマとしてふさわしいか話し合いが進み5月の半ばには、『かんざし』『うどん』の2つに絞り込まれ、それぞれが数人のグループになりポスターを書いて皆にアピールをすることにしました。
 『かんざし』は、つまみ細工を使って「成人式で使える」「作った物をとっておける」という意見でしたが、個人作業で簡単に出来てしまうという意見も出されました。
 『うどん』は、実際に作った子から「何回もやらないと上手にできない」「でも自分で作ったからおいしいんだけど」とか、「日本にはうどんの名産地がいっぱいある」「たくさんのうどんから1つの目標を見つけたい」「みんなで協力して作れる」「みんなでうどんの生地を踏んでみたい」と次々と意見が出されました。
 6月に入り『かんざし』がいいと言っていた子も「うどんでも1年間追究できそう」という意見が出てきました。そして6月8日に36人全員が 『うどん』をテーマにすることに賛成しました。これからどんな『うどん』を目指して活動するか楽しみです。

2年2組からのトピック


「クローバーといつもいっしょ」

 昨年、お散歩をしながら、毎日の小屋掃除や休日当番といったお世話をしながら、クロちゃんに心を寄せてきた子どもたちは、2年生になっても引き続きクロちゃんと一緒にいたいという願いをもっていました。担任が変わって迎えた4月、クロちゃんのことを聞くと、口々にクロちゃんが好きなこと、いやがること、心配していることなど、たくさん教えてくれました。その話を聞く中で、クローバーを再び学級に迎えるにあたっての子どもたちの願いは大きく2つあることが分かりました。1つは、「クロちゃんが元気に大きくなれるようにお世話したい。」ということ、2つ目に、「クロちゃんのふわふわな毛で○○を作りたい。」ということです。
 羊を飼うと決めた時から、クロちゃんの毛刈りをし、いただいた羊毛での作品作りはみんなの願いでした。4月23日に毛刈りをしてもらうことになって、念願の羊毛での活動が始まることに喜びつつも、
 「クロは、毛刈りをすると裸になっちゃうから、少し残しておいてあげたい。」
 「クローバーが毛刈りをして嬉しいのかちょっと心配です。」
 「毛を刈って、冬までにのびなかったらどうしようって思います。」
 「心配です。クロちゃんあばれて、できなくなるかもだからです。」
という心の葛藤も聞かれました。「夏は暑いから、毛刈りをしないと病気になってしまう。」という友達の発言から、毛刈りは必要だとわかっていても、クロちゃんにとって初めての体験である毛刈りを無事に終えることが出来るか心配していました。
 毛刈り当日、子どもたちは楽しみな気持ちと不安な気持ちが入り交りながらクロちゃんを見守っていました。そして、予想外にお利口に、大人しくジョリジョリされる姿にほっと安心した子が多かったようです。

◆先生、あのね、
 4月23日、クロちゃんがかえってきました。さんぽしたらクロちゃんは一年生の小やまでもうダッシュ!(足がはやくなったな。)とおもいました。毛がりのあとでクロちゃんはくびすじとわきばらの二かしょがすりきずのようになっていたので、(だいじょうぶかな。)とおもいました。でも「このくらいならだいじょうぶ。すぐなおるよ」とふくだぼくじょうの人が言いました。わたしはその言ばをきいてほっとしました。毛がりをしたあとの毛をさわってみました。あぶらものをさわったあとのように手がベタベタしました。

 クロちゃんの毛をいただいた子どもたちは、それを見ながらクロちゃんのどの部分に生えていた毛なのか予想したり、毛先と根元の方の違いに気づいたりもしていました。羊毛一本は「すごく細い」「髪の毛より細い」「透明みたいな白」「パーマヘアーみたいにくりくり」だとわかりました。そして、ゴミが付いていること、油でべとべとなことに気付き、作品作りのために羊毛を洗う活動が進んでいます。

2年3組からのトピック


「おかえり、とわちゃん!」

 4月、1年生のときに一緒に過ごした山羊のとわちゃんが牧場から帰ってきました。2年生も、とわちゃんと一緒にいたい、お世話は自分たちでする!と決意し、校長先生にお願いに行きました。「いいですよ。お世話を頑張って下さい。その時の気持ちを作文にしたり詩を書いたり表現してみてくださいね。」とのお言葉で許可をいただき、また今年もとわちゃんと一緒に過ごせることになりました。
 とわちゃんと生活していると、「とわちゃんは大きくなって大人になったみたいだね」と発見がいっぱいあります。今年もとわちゃんのことをよく知り、更に仲良くなれる一年になりそうです。運動会ではサウンド・オブ・ミュージックの「ひとりぼっちの山羊飼い」の音楽で踊りました。歌が大好きになったので映画を観ました。その中で、操り人形の楽しい動きに子どもたちは目が釘付けになりました。とわちゃんとずっと一緒にいたいからとわちゃんを作ってみたいと願いを持っていましたので、今 少しずつ、人形作りが始まっています。一方、仕掛けで動くちょうちょの作り方を、読書の時間に教えていただきました。人形作りのヒントになって、これからの活動も拡がっていくと思います。

〜お泊まり会に向けて野菜を育てよう〜
 6月末に2年生のお泊まり会があります。そのときにみんなで育てた野菜を使ってカレーやサラダを作る予定です。そのために、1年生の頃から、じゃがいも、たまねぎを育てています。また、新たに畑を耕して夏野菜の苗を色々植えました。さらに個人の植木鉢にミニトマトを植えました。お泊まり会でいただくことを目標にお世話をしています。毎日ぐんぐん生長する野菜たちを見るのは楽しいです。

5年2組からのトピック


「未定」

 クラス替えを経て、新しい仲間と集った5年2組。総合の時間になると「待ってました!」とばかりに目を輝かせる人が大勢いて、嬉しい気持ちでいっぱいになりました。きっと、今までの総合の中で、楽しい思い出や達成感をたくさん得てきたからでしょう。
 いくつか挙がっているテーマをしぼっていくために“どんな”テーマがいいかをみんなで考えました。すると「研究しがいのあるテーマがいい」「達成感の得られるテーマだといいよね」「自然のものを取り入れられるテーマが良かったよ」など、多くの意見が出てきました。それぞれ理由を求めると、「4年生の総合でも…」「私が前にやったテーマでは…」と、誰もが経験を元に話し出します。“善し悪し”を見極める目が、総合のテーマという点においても育ってきていることを感じました。
 5年2組で現在挙がっているテーマは7つ。こんにゃく、石けん、染め物、香り、うちわ、食品サンプル、蚕で生糸。何かを”作る”テーマが多いようです。今は、詳しく調べた資料や実際に作ったものを持ち寄り、互いのテーマをアピールしているところです。
 また「蚕で生糸」については、ちょうど蚕の幼虫を手に入れた理科の先生がいらっしゃり、幼虫を分けてもらうことができました。教室の片隅で、飼育を始めています。初めは「気持ち悪いよ〜」と話していた子の中でも、見ているうちに徐々に慣れてきた、という子が増えてきました。繭をつくり、さなぎになり、羽化して交尾をして早速卵を産む蚕たち。元々の種類なのか、どの蚕も体が小さく、一般的なサイズまで育つ前に、繭を作り始めてしまいました。産んだ卵からふ化する場面を見届けたい、もう一度幼虫の姿の蚕に会いたい…といった声も挙がっています。
 何はともあれ、テーマを早く決めて活動に入りたい、でも、みんなで納得してテーマを決めたい、という気持ちはクラスで一致しています。各テーマの良さや難点をさらに具体的に話し合い、テーマ決定に向けてペースアップしていきます。

1年1組からのトピック

「だいすき、いっぱい!」

 「そうごうって、なに?」入学したばかりの4月。「一年生の総合では、たくさんの『いのち』にふれて、自分の体と頭と心を思い切り使ってお勉強するんだよ」とお話しました。そうです!一年生の総合はまさに「命と命の触れ合い」の連続です。4月の移動動物園では動物たちと触れ合い、5月の多摩川探検では沼で生き物をさがし、花摘みをし、竹の子を収穫しました。これからも毎月多摩川へ探検に出掛けます。四季折々の多摩川で「自然遊びの名人になろう!」と目標をかかげました。また、5月にスタートした学校探検も6月15日で終わります。なんと45人もの先生との出会いを経験し、シールを集めた人もいます。花壇ではヒマワリが、畑ではサツマイモがすくすく育っています。今週はいよいよ学校に羊たちがやってきて、子どもたちと羊たちの生活が始まります!これから、どんな『いのちの物語』が紡がれていくのか、楽しみです。

6年1組からのトピック


「未定」

5つのテーマについて話し合っています。
それぞれのテーマの目標やよいところ、具体的な活動について発表しました。
これから、テーマ決定に向け話し合いが続きます。

①競技かるた…百首を覚えて、それぞれの和歌に親しむ。競技の技を覚え、みんなで楽しむ。
②黒板アート…黒板やチョークなども手作りしたい。アートを極めていく。行事ごとにウエルカムボードを作りたい。
③歴史の道具作り…できるだけ、当時の道具や作り方で社会の学習にでてくる道具を作る。作ったものを並べて、歴史博物館のように展示したい。
④食品サンプル…いろいろ作ったら楽しそう。いろいろな作り方や技術を使って作りたい。
⑤アレルギー抜き料理…アレルギーがある子にも、美味しく食べてもらえる料理を作りたい。

今のところ、
①〜③に取り組みたい子が10人ほどと多数派。
④〜⑤が少数派です。

3年3組からのトピック


「最高の総合にしよう!」

〜最高の総合にしよう!〜
 社会で梨のことをやっていると、「梨を総合にすればいいんじゃない?」という声があり、ここから3年3組の「総合」がスタートしました。本格的な話し合いが始まると、「百人一首」「ダンゴムシ」「砂金」「工作」「多摩川(化石・梨)」などいろいろなテーマが出てきました。「おもしろそう」「楽しそう」そういった声があがり、総合への期待も高まりましたが、まず問題になったのが「どうやって決めるの?」ということです。2年生まで総合でいろいろな話し合いをしてきていますが、総合のテーマを自分たちで出し合い、本格的に話し合って決めるのは3年生が初めてです。子どもたちは、どう話し合えばいいか、ということから考えました。

〜次に向けての話し合い〜
 まず、最初に行なったのはそれぞれのグループでの発表です。各チームがテーマ毎に調べ、発表します。しかし、いざ発表になると、なかなかうまく発表することができませんでした。そこで、次回からは「発表の練習も含めて話し合いの時間」としてみんなで頑張りました。
 すると、どのチームもスムーズに発表を行ない、調べたことを伝えることができました。砂金は何でとれるのか。百人一首の楽しさは何か。なぜ好きか、などどのテーマも聞き応えのある発表をすることができました。1週間ほどの出来事ですが、子どもたちの適応力の凄さを垣間見ることができました。
 みんなで良い発表ができたという充実感はありました。そして、どのテーマにも「取り組めばおもしろそう」という期待が膨らみました。しかし、どのテーマも良いことが分かって、どうやって決めればよいのか、さらに迷うことになりました…。
 そこで、どうやって決めるのかをクラスで話し合いました。「多数決」「話し合い」「合わせる」「他のクラスの決め方を聞いてみる」などの意見が出ましたが、話し合いを進めていくうちに、「人数が少ないチームもいるから、多数決はかわいそう」「多数決にしても、もう少し話し合いをしっかりしてから多数決にした方がいい」という意見にまとまりました。こうして、大変だけれども「話し合う」ことが決定しました。

6年3組からのトピック


「未定」

 昨年度の総合は「玉川焼〜お米を炊こう!作った土鍋で〜」というテーマ・目標で活動してきました。土鍋作り、目止めまでは出来たのですが、肝心のお米をたくことは時間がなくてできないまま5年生を終了しました。ですから、6年生のはじめはまずお米を炊きました。1回目はガラスの鍋で練習をし、2回目はいよいよ自分達で作った土鍋で炊きました。土鍋のふたを開けると、真っ白な湯気と甘い香りが広がりました。ちょっとお米の芯が残っていた班もありましたが、きちんとおいしく炊くことができました。おこげもおいしかったです。5年生での目標を達成でき、皆で喜びました。
 さて、ここから6年生のテーマはどうするか。まずは、総合で大切にしたいことを出し合いました。「目標があり達成感が持てるもの」「失敗をしながら極めていけるもの」「学習発表会のための活動にならないもの」など、たくさん挙げられました。次にやりたいテーマを出し、どんな活動ができそうかを発表することにしました。それから、総合で大切にしたいことと照らし合わせながら話し合い、テーマを決定する予定です。今までは、「オリジナルソープ」「玉川焼」をやりたいと考えた人が発表しました。これからもどんな発表がでるのか、どう話し合っていくのかが楽しみです。6月中にはテーマを決めたい・・・と考えています。

1年3組からのトピック


「いのちにふれて感じよう」

 五月に第一回多摩川探検を実施しました。川原の色とりどりの草花が咲く草むらで花摘みをしたり、雨でできた沼をガサガサしたり、木登り、笹の子採りなどもして、初めての多摩川をおもいおもいに楽しんできました。
 花壇のひまわりも二葉、本葉が出てきて、葉っぱの数が日に日に増えています。水やりの当番も楽しそうにこなしています。さつまいもの苗も植えました。
 動物飼育では、飼いたい動物をヤギかヒツジにしぼって調べ学習をしました。2年生の飼っているヤギ・ヒツジにエサをあげてみたり、触らせてもらったり、羊毛洗いの活動に参加させてもらったりもしました。クラスの気持ちは今、ひつじに傾いていますが、果たしてどうなるかな?

4年2組からのトピック

「ふっくらパンを作ろう!(仮)」

昨年度はじっくりと話し合い、テーマを決めた4年2組の子どもたち。今年度も、「米」や「ダンボール工作」など、いくつかの候補が出ました。しかし、「来年度はクラス替えになってしまうから、早くテーマを決めてたくさん活動したい。」という思いから譲り合う姿が見られました。そして、今年度のテーマは「パン」に決まりました。決まった瞬間、「イエーイ!」という歓声と拍手が沸き起こりました。
「せっかく早く決まったのだから、まずはみんなで作ってみない?」と投げかけると、子どもたちはやる気満々!早速レシピを調べてきました。班ごとに違うレシピで作り、どの班がうまくいくか実験的に試してみることになりました。
さて、いざ調理が始まると…どの班も大パニックに!「強力粉を量るのに、容器の重さはどうやって引くの?」、「◯mLって何g?」など、分量を正しく量ることに苦戦していました。そうして、ドロドロ、ボソボソの生地ができあがりました。さらに「発酵って何?」という問題も。よくわからずにそのまま放置したため、発酵しすぎて生地がしぼんでしまった班もありました。「これは、うまくいかないだろうなあ。」と思いましたが、ひとまず全て焼いてみました。すると、驚いたことにふっくらと焼けた班があったのです。また、膨らんでいなくても自分たちで初めて作ったパンに思い入れがあるようで、「おいしい!」「先生たちにも食べてもらいたい!」と満足そうな笑顔がたくさん見られました。けれど、「ヒビが入っていて見た目がよくない。」「発酵時間が守れなかった。」など、反省点もたくさん出てきました。まずは、みんながふっくらおいしいパンが作れるところを目指していきたいです。