レッツ手話 ~相手の気持ちを考えよう~
2学期から続けている手話による「ピノキオ」「マッチ売りの少女」「くまのプーさん」「浦島太郎」の4つのお話。3学期は、「よりどうやったらしっかり伝わるか」を考えて練習を続けます。「(手話の動きが)速すぎる」「(手話の動きが)小さくて」などの課題をクリアしようと、お互いに見合いながら進めました。
また、自分たちのここまでの取り組みをまとめるという活動に着手。それぞれのグループ毎に、自分たちがどうやってきたのかをまとめたり、そもそも「手話とは」ということを調べたりとしました。子ども達の頭の中には「2月の学習発表会で発表する」という流れが自然とできていたようです。
そんな活動をしていたところ、再び襲ってきたコロナによる感染拡大。これにより、結局、対面での発表会の開催は難しくなり、今年もオンラインでの開催となりました。実際にまとめたものを観て欲しかったし、手話も観て欲しかったし。子ども達の思いは複雑です。
でも、切り替えも早く、「オンラインだったら…」という前向きな気持ちで活動に取り組み始めます。画面の向こうで観てくださっている方々に「手話を交えて説明する」ということへの挑戦が始まります。グループ毎に何をどうやって、手話を交えて説明するのかを相談し、分担し、その準備に取り組みました。こうしながら、また手話を自然と身につけていっていました。学習発表会では、一人ひとりが自分のできる目一杯の方法で、今年の総合について語ることができたと思います。
発表会を終えた3月に入ると残りの活動時間もあと僅か。でも、まだまだ意欲的な子ども達は、そこから「新1年生に向けて」と新たな活動を始めました。次年度、自分たちは6年生(最高学年)になり、新1年生とのペアを組んで過ごします。入学式にも一緒に参加の予定です。そこで何かこの活動を生かしたことができないか…。
コロナによって、いろいろな制約がまだあります。そこでできること。手話を交えた歌を動画で作って、それを観てもらえいたいという気持ちが沸いてきました。本来なら直接目の前で歌ったり手話をしたりしたいのですが、できないならば「動画で」と今年度から各自が持っているiPadを使って部分撮り、編集をして作りました。「えがおの芽」という歌です。明るく、前向きに進んでいける歌です。新1年生だけでなく、たくさんの方が観て、前向きになってくれたらいいなと思っています。