「寄木細工」
2学期末に、1cm×1cmの角材を自分たちの力で切り出すことはやはり無理だとわかり、プロに頼むか、切ってあるキットを購入するかのどちらかにしようということになり、学園内の職員で、元大工さんである方に相談したら快諾を得たので、冬休み中に木材(ウオールナット、シナノキ、ホオノキ、セドロ、カツラ)を新木場で購入しておきました。3学期はそれを切ってもらう所からスタートし、整然と切られた木材をさらに自分たちで短く切ったり、長いまま接着を始めたりと、グループごとに「無垢作り」の小さな作品作りを進めました。
市松模様を中心に、四色の木材を自分の好きなように組み合わせて模様を作り、接着して種木にし、その種木をさらに電ノコや手ノコ、彫刻刀などで思い思いの形に加工していきました。全員が完成するところまでは残念ながら到達できませんでしたが、箸置きやお皿など、少しずつできてきた作品は、なかなか味のある6年3組ならではの寄木細工になりました。一つひとつの作業の丁寧さが必要なこと、それが最後に美しい仕上がりにつながること、そして、伝統工芸の職人技のすばらしさを実感する総合でした。