3年1組からのトピック


「わたを育てて、作ろう」

 綿(育て方・活用法など)について、クラスの友だちが調べ発表した時のことです。実際に綿の実の中から種を取り出した友だちがいました。その様子にクラスのみんなが興味津々です。“ふわふわ”を触ってみたい!!とクラスのみんなの気持ちが綿の“ふわふわ”に引きつけられています。そしてやりたいことについて総合の時間にアンケートをとりました。すると「色(そめもの)」「実験(自然のものを使って)」「育てる(植物)」「綿をそだてる。綿でつくる。」というキーワードがあがりました。・・・みんながやりたいことは綿につながっているということでテーマ名は「わたを育てて、作ろう!」に決まりました。

 総合デーでは、クラスの友だちが家で体験した紅茶染めに取り組みました。紅茶を使った染液の色の濃さや香りにびっくり!塩で媒染し水洗いをすると、できあがったハンカチの染まり方を見比べて??みんな同じ色じゃないと気付きました。どうしてかな??一日して乾かすと色が薄い???どうしてかな??

 また新たな「?」が出てきました。これから「?」を「!」にする総合の道は続きます。

 テーマについて話し合いをしている間も綿はどんどん育ち、鉢には4・5本の芽が育っています。このままでは綿を大きく育てることができないので、間引きをしなくてはなりません。観察をしながらその中から3本を選び、抜いたものは家に持ち帰ることにしました。その後も観察を続け、最終的に各鉢に1本になるように間引きをして、1学期が終わりました。

 夏休みの間は輪番で水やりに来ることに決まりました。わた、元気に育ってね!!

3年1組からのトピック


「未定」

 「今年の総合は何にするの?」と4月から子どもたちは、わくわくしながら図書館で調べ活動をしたり話し合いをしたりしています。5月の運動会が終わり、6月に入ると総合のテーマを決めたくて「話し合いじゃなくて、早く決めてやりたい!」という声が聞こえてきました。アンケートをとると、みんながやりたいこととしてあげたキーワードは「色」「作る」「実験」「育てる」ことです。でもなかなか1つにテーマが絞れません。

 届いた綿の種を植えるため、「ふかふかの土」を目指して土作りをしました。赤玉土に腐葉土やバーミキュライトを混ぜていくと、色々な香りがしてきます。しっかり土を混ぜたら,完成!(片付けもばっちりの3年1組のみんなです!)数日少し土を落ち着かせてから、鉢に綿の種をまきました。すくすくではないけど、元気に育っています。理科で育てているオクラに少し似ているような形。調べた通りワタはオクラと仲間のようです。

2年1組からのトピック


「大好きなひかりとともに」

・ひかりを多摩川につれて行きたい!

 子どもたちは、やぎのひかりを自分たちが大好きな多摩川に連れて行って遊ばせてあげたいと、ずっと願いを持っていました。「でも、横断歩道とか渡れるのかな?」「車が来て危ないんじゃない」「多摩川で川に落ちちゃうかもしれないよ」・・・と、いろいろな意見が出され、行く前に十分学校で行くための練習をすることになりました。校庭で横断歩道を白線で描き練習を行いました。ひかりは、1組の子どもたちの言うことをちゃんと聞き、歩くことができました。そこで、学校の前の本物の横断歩道にも挑戦してみました。「これなら大丈夫」7月18日、多摩川へ行く計画を立てたのですが、連日の猛暑のため残念ながら2学期に延期になりました。


・畑の野菜の収穫して、学校に泊まったよ

 育てていた野菜はぐんぐん大きくなり、収穫が始まりました。ズッキーニ、タマネギ、ジャガイモ、キュウリ、シシトウ、ナスなど。6月28日のおとまり会(学校)でカレーやサラダに入れて味わいました。自分たちで作ったカレーとサラダはとても美味しかったです。学校にみんなで泊まるのは楽しく、ドキドキの体験でした。

3年3組からのトピック


「最高の総合にしよう!!」

 大変だけれども「話し合う」ことが決定し、次の活動に取り組みました。次は何をするか。4月当初の子どもたちは「何をすればいいの?」「今日は何をするの?」という声がほとんどだったのが、いまでは「何をするかを話し合う」という土壌が少しずつできるようになってきました。また、話し合いというのは、誰もが集中力を欠く瞬間がおとずれるものですが、「最高の総合にしよう」という気持ちを持って真剣に聴く子がどんどん増えています。そうした子どもたちの「成長」を感じ、子どもたちの話し合いに耳をかたむけていました。 

〜子どもたちの力ってすごいなぁ〜
 グループ毎に良いところ、悪いところをざっくばらんに出し、書き出してみました。たくさんの情報が集まった中で、「書いてくれたことに発表」することになりました。発表に向けて、どんどん取り組む子どもたち。そして、発表の日がやってきました。どのグループもきちんと調べて発表することができました。発表をしたから、次は多数決かな…十分、調べ活動をしてきた子どもたちを見て、多数決の選択も良いと思いましたが子どもたちの答えは違いました。「多数決はまだ早い」という意見だったのです。そこから、話し合いを進め、多数決ではなく、4つのテーマの善し悪しをすべて眺めながら、話し合うことに決まりました。ちょうど、総合デーという日があったので、実際に活動に取り組んでみて、良さと問題点についても考えてみることになりました。
 実際に活動する!そう決まれば、すぐに「何をするか」「何が必要か」を子どもたちは話し合い、子どもたちは実際の活動に臨むことになりました。それぞれのグループをまわってみると、生き生きしています。どんなテーマが良いか悩んでいる子たちは、真剣にどのテーマが3組にふさわしいか考えています。活動を通して、子どもたちは良かった点と問題点を見つけ、まとめることができました。まとめきれなかったグループもありましたが、短い時間の中ではよく頑張りました。

〜4つのテーマで〜
 4つのテーマを眺めながら、話し合いを開始しました。担任としても「これで総合を決める!」という固い決意があることを伝えました。本当は期限を設けずに話し合いをさせてあげたいのですが、今後の活動時間も考えて決めなくてはいけないと思っていました。子どもたちは互いに「これで決まるんだから真剣に!」と何度も声を掛け合っていました。そうした中で、話し合いを続けること50分…なかなか決まらない中で「多数決もいいかも」という声も聞こえてきました。話し合いの最初には「多数決の良さもある」という声も出ていました。行き詰まる中、みんなへの提案が行なわれました。「活動のまとめの中で出た問題点に対してグループで考えて発表をして、その後に多数決をしない?」一瞬の間はありましたが、意外にも子どもたちの反応は「いいよ!」でした。そこで、クラスみんなで「多数決で決めるけど、決まった総合をがんばる」ことを確認して、最後の発表と多数決に決まりました。そして、いよいよ多数決の時が…(何に決まったのかはお楽しみです)

5年2組からのトピック


「うちわ」

 6月末の金曜日、とうとう5年2組の総合のテーマが決定しました。7つもあった候補を順に絞っていき、残ったテーマは「食品サンプル」と「うちわ」。“研究しがいのあるテーマがいい”というこだわりと、“形に残るものを作りたい”という願いが合わさり、残った2つでした。
 様々な意見が出た中、決め手となったのは実際の作成現場を映した動画。食品サンプルとうちわ、どちらもプロの職人がその腕をふるって作品づくりを伝える手仕事です。それぞれの魅力を語るのに、実際の職人の姿に勝るものはないことを、改めて知ることができました。特に注目が集まったのは、うちわ職人の見事な手さばき。竹を割り、何本にも切り込みを入れて割いた部分を手でバッと広げて骨を作る動き、広げた骨をスルスルと糸で編み固めていく動きに「すごい!」「かっこいい!」「気持ち良さそう〜」と、教室のあちらこちらから歓声が挙がっていました。
 その後再び意見交換を行い投票した末、14対23という票差で、5年2組の総合テーマは「うちわ」に決定しました。柄や骨を竹で作るところから、貼る和紙を作るところから自分達で作り、うちわを仕上げることが目標です。また、蚕をうちわの骨に這わせて「シルクうちわ」を作ることにも挑戦していきたいと話しています。
 テーマ決定後、まずはうちわの構造を知ろうということで、各々持ち寄ったうちわを観察する時間を取りました。「骨は29本あった!」「大きさによって、本数が違うのかも」「骨なしうちわもあるよ」「柄が丸いのと、平たいのがあるみたい」発見が、好奇心を高めます。2学期からの製作に向けて、竹の種類や調達方法、うちわや和紙の作り方など…調べなくてはならないことはまだまだ山のよう。手を使い、足を使い、研究と準備を進めていきます。

1年2組からのトピック


「だいすき」

 前回は「ひつじを育てるか、やぎを育てるか」の話し合いの様子をお伝えしましたが、6月8日に決まりました!1年2組ではひつじを育てています。名前は「マロちゃん」。「マシュマロみたいで白くてふわふわだから」と、学校へひつじが来たその日に決めました。歳は0歳、女の子、性格は食いしん坊で低めの鳴き声。先日は身体測定を行い、身長は80cm、体重は17kgだとわかりました。子どもたちは毎日、小屋のお掃除やお散歩の当番を頑張っています。マロちゃんとともに過ごす時間を重ねていって、子どもたちのマロちゃんへ向かう「愛」を育んでいきたいです。

 7月2日には多摩川探検に行きました。暑さの厳しい時期になったので、いつもより短めの活動になりましたが、沼に入って魚やエビをいっぱいつかまえました。沼に夢中になって「ひみつきちも作りたかったのに時間がなくなっちゃった」と惜しい気持ちを抱いていました。また9月に行くのでそれまでのおあずけですね。

 教室前の花壇のひまわりも随分と伸びてきました。陽をいっぱい受けようと、葉の手を広げて空を仰いでいます。

4年3組からのトピック


「(仮)うどん」

 「総合のテーマは、多数決ではなく話し合いで決めたい」という子どもたちの強い願いがあったからこそ、自分と違うテーマを推している人の意見もしっかりと聞き、受けとめられるようになりました。そして、6月8日に総合のテーマが「うどん」に決まりました。
 ちょうど国語で『新聞を作ろう』の単元に入り、子どもたちは「うどん新聞が書きたい」「グループで協力して書きたい」と言ってきました。総合のテーマが「うどん」に決まった理由の1つとして「協力出来る活動がしたい」という願いがありました。そこで、グループで大きな模造紙1枚にうどん新聞を書くことになりました。
 この新聞作りのおかげで、「かんざし」がいいと言っていた子どもたちが、うどんのことを調べたり、記事にまとめたりすることで、うどんに夢中になってきたように思えます。
 7月4日の「総合Day」では、カリタスの入学を希望する方がたくさん見に来てくれました。「うどん新聞」作りや出来上がった新聞の発表を見てもらう活動でしたが、なんと33人もの子どもたちが、来校者に何かしら話をしたことがわかりました。質問に答えたり、説明をしたりすることが出来たそうです。
 「うどん新聞」は何のために書いているのか確認したところ「自分達が、うどんのことをもっと知りたいから」「どれか1つのうどんに決め、みんなで作りたいから」と返事が返ってきました。
 2学期は、1つのうどんに絞って追究しながらのうどん作りが始まりそうです。

4年2組からのトピック


「ふっくらパンを作ろう!(仮)」

 2回目のパン作りでは、「カリタスの先生たちに、おいしいと言ってもらえるパン」を目指すことになりました。
 1回目のパンよりも、もっとおいしいパンを作るために、図書館で資料を探す子や、パン作りの本を買ってもらう子、家で練習する子が増えてきました。なんと、パン屋さんに取材に行った子もいました!
 それぞれが調べてきたことをポスターにまとめて発表し、「生地がドロドロだからって強力粉を足さないで諦めずにこねる」「発酵は30度で進むから、冷蔵庫で長時間発酵する」など、次に改善することがはっきりしました。
 そして、いよいよ2回目のパン作りです。その日は、ちょうど総合Dayで、たくさんのお客様が参観にいらっしゃいました!子どもたちは、作り方や、膨らむしくみなどをしっかりと説明していて、とても立派でした。
 どきどきしながら発酵状態を見ると…、どのチームも1回目より膨らんでいました。加熱するとさらに膨らみ、「前回より上手にできた!」と喜んでいました。食べてみても、「おいしい!!」とご満悦の様子。
 さて、いよいよ先生方に試食してもらいます。「緊張する〜」と言いながら、パンとアンケートを渡しに行きました。反応は…さすがカリタスの先生たち。「おいしいけど、なんかしょっぱい」「ふっくらはしていない。もちもちしている」など、なかなか手ごわい。確かに、子どもたちの作ったパンは酸味が強く、穴が詰まっていたのです。
 後日、アンケートの結果をみんなで点数化し、集計してみると、やはり目標点に到達することができず、がっかりしていました。しかし、そこでめげないのが4年2組の子どもたち。「うまくいかなかったのは、イーストの量が原因らしいよ」と調べてきました。さらに、「夏休みにパン教室に行くんだ!」という子もたくさんいました。一人ひとり研究や修行をして、2学期に、一層パワーアップしたパン作りができそうで、とても楽しみです。

6年2組からのトピック


「インスタントラーメン」

 10個のテーマをしぼっていく過程で、一人の子が立ち上がります。「発展性がなくて、一年間かけてできないかもしれない。だから…。」涙ながらに、でも自分の強い意思をもってした決断でした。“思いが叶わなかった友達”の姿を心に刻みながら、毎年、テーマ決めは進んでいくのです。

 「インスタントラーメン」と「READING LIVE〜宮沢賢治の世界観〜」2つにしぼられたのは、7月6日。1学期もあと2週間。焦る気持ちと隣り合わせ。でも、自分たちが納得のいくように、じっくりと天秤にかけていきました。インスタント24票、READING LIVE11票(1人欠席)のスタートでした。
 「インスタントラーメン」は、“身近なものを買うだけでなく作れる。食の大切さが分かる”を魅力としました。カップラーメンの生みの親である安藤百福にヒントを得て提案、「保存ができて、色んな味があって、即席でできるものを目指す」という方向性を示しました。麺の水分の抜き方を中心に説明。例えば、乾燥法として天日干しを提案。活動の可能性を模索していきました。
 「READING LIVE〜宮沢賢治の世界観〜」は、“読む・考える・伝えるなど、中学から会社まで将来役に立つ”を魅力としました。READING LIVEとは「朗読」のこと。元々は「(学校で学習した宮沢賢治の)注文の多い料理店を立体迷路のように表現する」というテーマでしたが、友達にアンケートをとって活動を定め、このテーマになりました。宿泊活動の関連で1学期間学んできた「宮沢賢治の作品を楽器を交えながら朗読で伝える、最後は賢治の考えた理想を取り入れた自作の物語を作って語る」という方向性を示しました。
 その後は、質問、応答、質問、応答の繰り返し。互いのテーマを理解するために、あらゆる角度から質問が飛び交います。納得のいく総合にしたいという信念が突き動かしました。

 「インスタントラーメン19票」「READING LIVE〜宮沢賢治の世界観〜17票」最後の総合は、「インスタントラーメン」に決まりました。決定の瞬間、大歓声は湧き起こりませんでした。インスタント派の子は、相手を思いやっていたのだと思います。READING LIVE派の子は、さすがに悲しい表情を浮かべた子も少なくはありませんが、ここまで議論を尽くしてきましたから、すっきりとした表情へ変わっていきました。

 ここに辿り着くまで、どれほど悩んできたことか。このクラスのみなが共感できるこの苦労を力に変えて、ここから突き進んでいきます。6年生は、あと8ヶ月もすれば、卒業です。思えば1年生のとき、山羊や羊の命と向き合ってきました。そして迎えた6年生最後のとき。「自分の命」と向き合い、「やりきった」と胸張って卒業できるようにしていこう。そう思いを新たにしたところで、1学期が終わりを告げました。「カップヌードルミュージアム予約したよ」という声も、教室から聞こえてきています。

2年2組からのトピック


「クローバーといつもいっしょ」

 “クロちゃんの毛で失敗したくない!”という思いから、去年の2年生が飼っていたキララとみらいの毛から洗い始めました。(羊毛の重さは、クロちゃんが0.8kg、みらいが1.4kg、キララが2.2kg!!でした。)

 洗うにはふつうの石鹸ではだめで、モノゲンという洗剤か、ウール用の洗剤を使って、お湯で洗わないといけないことを調べてあのね帳に書いてきてくれた子がいて、その通り洗ってみることになりました。早く洗ってみたい子どもたちは、次々とお家からエマールやアクロンを持って来ました。容器に水4リットルに10ミリリットルという分量がかいてあったので、その割合にうすめて、羊毛の重さの30倍の量のお湯につけて1時間〜1晩つけると、調べた通りにやってみました。

 重さを計ったり、かさを使ったりまだ算数では学習していない内容がたくさん出てきていますが、必要に迫られて体験しながら感覚を身につけていっています。


 そして、「洗った毛を手でよりよりしてみたら、こんなのができました。」という発表から、すごい!毛でも毛糸ができてる!とみんなで羊毛の繊維がからまりあって糸ができることを実感したり、「カーダーで、毛糸をとかすと残っているゴミも落ちるし、毛並みがそろうよ。」とカーディングに挑戦したり、スピンドルという道具で紡ぐことができると知って、手作りで作ったりしました。今は、どうやったら切れずに長い毛糸を紡げるのか試行錯誤しながら挑戦中です。