4年1組からのトピック


「ただいま、話し合いの真っ最中!」

 昨年からクラスのメンバーも担任も替わらず、そのまま進級した学級。だからといって、「すぐ決まるでしょ!」といかないのがこの総合のテーマ決めです。ただいま、テーマについて話し合いの真っ最中です。
 今年度、最初に話題になったのが、昨年取り組んだ『落語』を継続するかどうか。継続して「極める(芸を磨く)」という考えもあれば、違うテーマに取り組んで新しく何かを探求するという考えも。子どもたちと話し合って出した結論は後者でした。「表現」活動に取り組めた楽しさはあるものの、今まで取り組んだことがない「制作」活動や「研究」活動にも取り組みたいんだそうです。担任としては「もう一年やると…」という思いもありましたが、そこは子どもたちが出した結論を尊重します。ただ、せっかく素敵なものを経験していますから、時々、『落語』は取り上げて忘れないようにしていきます。
 さて、ということで新しい挑戦に向かうことにした子どもたち。それぞれの想いを出しながら、今年は『話し合い活動』への向き合い方を全員が獲得できるように、5人という少人数のグループでの話し合いを進めています。そこでは「必ず全員が発言をする」「友だちの発言〈提案〉のよいところを見つけるように聞く」「司会〈リーダー〉を立て話の道筋を整理する」など、話し合い活動で大切なことを身につけて欲しいと思っています。「いつも同じ子が発言する」「いつも同じ子がリーダーをする」ではなく、全員がそういうことができる子に。
 また、話を進めるためには「私が…」「私のテーマが…」と自己主張をし過ぎると、平行線を辿るばかり。お互いを認めることができると、少しずつどこかに歩み寄り、BESTではなくてもBETTERの方向を見いだせるのではないかと思っています。
 ちなみに今、出されているテーマは『大豆』『かいこ』『しゃぼん玉』『都道府県』『石けん』など。運動会も終えたので、話し合いを加速させていこうと思います。