「アンサンブル〜幸せの音色〜」
テーマを一つに絞るために話し合いを重ねました。ハンドベルの演奏がきっかけで、みんなが一つになってきれいなハーモニーを作ることが楽しくなり、「合唱や合奏」をやりたいという意見が多くなってきました。しかし、どうしても「そめもの」がやりたいという子もいました。こだわりがあることはいいことですが、このままでは活動が始まりません。みんなは、36人いなければ決してできない活動をしたいと説得しました。最終的に、音楽をすること、みんなで合わせて、聞いてくれる人たちに幸せを届けることに決まりました。一方、丁度その頃赤紫蘇のシーズンでした。染め物が好きな子どもたちは、色の変化にとても興味があったので、赤紫蘇が酸で色が変わることを見たら感動するのでは?と思って投げかけてみると、「やってみたい!」と作ってみることになりました。赤紫蘇が熱湯で緑色になって、レモンでとてもきれいな華やかな赤紫色に変わった時には歓声が上がりました。味は少し苦手な子もいましたが、先生方や他のクラスの人にも飲んでもらえて喜んでいました。その時の感動を歌にしたのが「シソ・デリシャス」。リズムにのって楽しく歌っています。また社会の時間に習った「好きです かわさき 愛の街」も大好きで、社会の始まりにはいつも歌うようになりました。子どもたちにとって、歌う時の一体感が心地よいのでしょう。
7月の総合デーは、たくさんのお客様に歌を聞いていただきました。そして粘土で土鈴を作り、思い思いの形に仕上げました。焼き上がって、カラカラン♪というやさしい音色がする土鈴がある一方、全く鳴らない土鈴もありました。どうしたら鳴るのだろうか、よく考えて次回の土鈴作りをしたいと思います。また、これからやりたい活動には、幼稚園や、中高、近くの老人ホームなどの施設でも歌や合奏をしたい、劇仕立ての音楽をやってみたいなど、いろいろな意見が出ています。みんなと話し合いながら進めていきます。