「玉川焼」
〜テーマ決定!「玉川焼」〜
6月下旬まで、テーマを決めるために話し合いを重ねました。最後に残った物は「お化け屋敷」と「玉川焼」でした。この二つについて、良いところや問題点を出し合い、話し合いました。そして、5年3組のテーマは「玉川焼」に決定しました。これは、多摩川の土を使って焼き物を作る総合です。最終的には「土鍋を作りたい」と夢を持っています。
〜多摩川へ土を探しに〜
テーマ決定の前でしたが、6月に実際に多摩川へ土を探しに行きました。多摩川をよく知っている方に粘土がありそうな場所を教えていただきました。その場所の土は、大昔に堆積した土で化石も入っていました。子どもたちは、化石探しに夢中になる人、その土の塊から粘土を作ろうと実験している人と様々でした。ついでに水遊びも楽しんできました。
〜粘土を作ろう〜
テーマが決まると、さっそく、拾ってきた土の塊を粉にし、粘土にする活動が始まりました。その土の塊は、そのまま水につけておいても粘土になりません。そのことは、玉川焼を調べていた人たちが既に実験をして確かめていたのでした。子どもたちは、より粒子の小さい砂にするために、網やすり鉢など思い思いの道具を持参しました。
〜箸置きを作りませんか〜
「一学期は箸置きを作りませんか」という提案があり、皆賛成しました。そして、それぞれ箸置きを作りました。一生懸命作った砂に慎重に水を足し、ちょうど良い固さにし、成形しました。土は、市販の粘土と違い、パサパサしていて、ひび割れやすく感じましたが、なんとか形を作ることができました。二週間ほど乾燥させ、窯で焼きました。…割れていないかドキドキしながら見てみると…きれいに焼けていました。でもそれをつやつやにするにはどうすればよいのか、という疑問も生まれました。2学期は、箸置き作りから生まれた疑問について研究したり、それを生かしてまた新たな玉川焼作りに挑戦したりすることになりそうです。