6年3組からのトピック


「寄木細工」

 2学期は、夏休み中に箱根の寄木工房を訪ねた人たちの報告会から始まりました。クラスの半分ほどの人が、箱根に足を運んでいました。多くの子が寄木細工作りを体験してきたことから、すぐに工房を見学するのではなく、キットを買って学校で互いに教え合えばより総合らしくていいのでは?ということになり、みんなが気に入った工房の寄木のキットを購入しました。1セット800円と金額が高かったので予算のことも考えて、何度も相談して注文数を減らしたり、自分たちのお金も出し合うことで納得して購入しました。
 届いたキットを使って4人グループごとに色々な模様を作りました。連続性や規則性を意識しながら四人で一つの模様を考えました。すき間なく接着することの難しさがよく分かり、木によって色も香りも固さも大きく異なることも分かりました。
 その後、自分たちで木を選び、木を切って「種木」を作りたいということで、練習用に頂いた木材を電動のこぎりや手のこで1cm角の角材を切る練習に没頭しました。が、やはりすき間なく接着できるような正確な角材を自力で切り出すことは、かなり難しいことがわかり、3学期には切ってある角材を購入したり、大工さんに頼んで切ってもらうところから初め、寄木の模様作りの方に進むことになりました。自力で一からできないのは、とても残念ですが、「木を切るだけで終わってしまう。」「模様を考える楽しみを味わいたい。」という願いの方が強かったのです。