「ふっくらパンを作ろう!(仮)」
昨年度はじっくりと話し合い、テーマを決めた4年2組の子どもたち。今年度も、「米」や「ダンボール工作」など、いくつかの候補が出ました。しかし、「来年度はクラス替えになってしまうから、早くテーマを決めてたくさん活動したい。」という思いから譲り合う姿が見られました。そして、今年度のテーマは「パン」に決まりました。決まった瞬間、「イエーイ!」という歓声と拍手が沸き起こりました。
「せっかく早く決まったのだから、まずはみんなで作ってみない?」と投げかけると、子どもたちはやる気満々!早速レシピを調べてきました。班ごとに違うレシピで作り、どの班がうまくいくか実験的に試してみることになりました。
さて、いざ調理が始まると…どの班も大パニックに!「強力粉を量るのに、容器の重さはどうやって引くの?」、「◯mLって何g?」など、分量を正しく量ることに苦戦していました。そうして、ドロドロ、ボソボソの生地ができあがりました。さらに「発酵って何?」という問題も。よくわからずにそのまま放置したため、発酵しすぎて生地がしぼんでしまった班もありました。「これは、うまくいかないだろうなあ。」と思いましたが、ひとまず全て焼いてみました。すると、驚いたことにふっくらと焼けた班があったのです。また、膨らんでいなくても自分たちで初めて作ったパンに思い入れがあるようで、「おいしい!」「先生たちにも食べてもらいたい!」と満足そうな笑顔がたくさん見られました。けれど、「ヒビが入っていて見た目がよくない。」「発酵時間が守れなかった。」など、反省点もたくさん出てきました。まずは、みんながふっくらおいしいパンが作れるところを目指していきたいです。