「未定」
クラス替えを経て、新しい仲間と集った5年2組。総合の時間になると「待ってました!」とばかりに目を輝かせる人が大勢いて、嬉しい気持ちでいっぱいになりました。きっと、今までの総合の中で、楽しい思い出や達成感をたくさん得てきたからでしょう。
いくつか挙がっているテーマをしぼっていくために“どんな”テーマがいいかをみんなで考えました。すると「研究しがいのあるテーマがいい」「達成感の得られるテーマだといいよね」「自然のものを取り入れられるテーマが良かったよ」など、多くの意見が出てきました。それぞれ理由を求めると、「4年生の総合でも…」「私が前にやったテーマでは…」と、誰もが経験を元に話し出します。“善し悪し”を見極める目が、総合のテーマという点においても育ってきていることを感じました。
5年2組で現在挙がっているテーマは7つ。こんにゃく、石けん、染め物、香り、うちわ、食品サンプル、蚕で生糸。何かを”作る”テーマが多いようです。今は、詳しく調べた資料や実際に作ったものを持ち寄り、互いのテーマをアピールしているところです。
また「蚕で生糸」については、ちょうど蚕の幼虫を手に入れた理科の先生がいらっしゃり、幼虫を分けてもらうことができました。教室の片隅で、飼育を始めています。初めは「気持ち悪いよ〜」と話していた子の中でも、見ているうちに徐々に慣れてきた、という子が増えてきました。繭をつくり、さなぎになり、羽化して交尾をして早速卵を産む蚕たち。元々の種類なのか、どの蚕も体が小さく、一般的なサイズまで育つ前に、繭を作り始めてしまいました。産んだ卵からふ化する場面を見届けたい、もう一度幼虫の姿の蚕に会いたい…といった声も挙がっています。
何はともあれ、テーマを早く決めて活動に入りたい、でも、みんなで納得してテーマを決めたい、という気持ちはクラスで一致しています。各テーマの良さや難点をさらに具体的に話し合い、テーマ決定に向けてペースアップしていきます。