「歴史劇 〜日本を洗濯致し申し候〜」
一学期の終わりに総合のテーマが「歴史劇」に決まり、二学期は劇の内容を具体的に考えました。
まず、はじめに「歴史劇で何を伝えたいのか」をクラス全員で意見を出し、話し合いました。そして「昔があるから今がある」ということを伝える劇にすることにしました。次に、どの時代で、どんな人物や出来事を通してそれを伝えるかを話し合いました。戦国時代、幕末などいくつかの候補が挙げられましたが、「昔があるから今がある」を伝えられるのは幕末だと考えました。特に、坂本龍馬と木戸孝允を中心人物とした劇を創ることにしました。そして、現代から女の子が幕末にタイムスリップするという設定にしました。
ここからが大変です。歴史を学びながら脚本を作らなければなりません。そこで、脚本チームと歴史研究チームに分かれて活動することにしました。脚本チームは、場面をいくつかに分け、手分けをして脚本を作りました。研究チームは、坂本龍馬、木戸孝允の人生や、関係人物、出来事などを調べ、脚本チームと協力できるようにしました。
こうして、第一回目の脚本ができ、皆で読んでみました。すると、一生懸命調べ、やっと作った脚本は、どうしても難しい言葉や説明が多いものでした。子どもたちからは「劇を観る人にとって分かりづらいのではないか」「もう少し言葉を簡単にしたらよいのではないか」「場所が変わりすぎていて混乱するのではないか」などの意見が出されました。
そこで、皆で分担して、脚本を、小さい子や歴史を知らない人にも分かるように簡単な言葉に直しました。更に、難しい場面は削るなどして、分かりやすい劇になるように努めました。
二学期いっぱいを使って、やっと脚本が出来上がりました。三学期からは、いよいよ劇の練習です。