「命とともに生きる」
牧場から帰ってきた3頭の羊たちとの暮らしが流れ出したのは4月22日でした。
クラス替えがあったので、学年で協働して育てるのです。
お当番の仕事は勿論のこと、散歩、大雨の予報の直前に動いた排水溝の掃除、校内の塀の工事に伴う小屋のお引っ越し、1年生との交わりなどを経て、羊への想いや願いが日々広がっていった1学期でした。夏の登校日から春に毛刈りをした羊毛を洗おうとベクトルの向きが定まっています。学期末にはその前段階として毛についた糞や藁、泥の塊などを取り除く作業にも挑みました。この羊毛を活かした2学期以降の活動に期待している子どもたちです。
畑の野菜(玉葱、キュウリ、ナス、トマトなど)もぐんぐん生長しました。苗を植え、雑草を抜き、スケッチをして日々変化する野菜の姿を瞼の裏に焼き付けてきました。浅漬けや炒め物などにして、旬の味を堪能しました。土の温かさ、新鮮な味、収穫の喜びを身体全体で味わうことができた1学期の総合です。