「世界に一つのスポーツ・オリンピックを作ろう!」
“5年3組オリジナルのスポーツを作ろう!”というテーマを掲げ、スタートを切った2学期。どんなスポーツを作っていくか…と話し合う中で、話題は自然と「スポーツが苦手な人でも楽しめるスポーツ作り」へと進んでいきました。思い起こせば1学期、「運動が苦手だから…」と不安そうな仲間を「自分たちで作るスポーツだから、そういう人でも楽しめるようにすればいいんだよ!」と励まし、勇気づけ、スポーツ作りのテーマへとみんなで舵を切ったのです。
コンセプトも決まったところで、いざスポーツ作り!…と動き出すと改めて、クラスのカラーが見えてきました。それは“じっと座って話し合うより、動いて、考えて、また動く、また考える…その方が断然得意!”ということです。新スポーツの考案には、思っていた以上に決めるべきことが盛りだくさん。「ルール」と一口に言っても、時間、広さ、人数、道具の種類や数、そして無数に存在する「もし○○したら?」という可能性への対応…決めるべきことは、挙げ始めればきりがないのです。そして話し合いが長引くほどに、みんなの気力もずるずるずるずる…。
そこである日、話し合いはそこそこに、思い切って校庭へと飛び出してみました。すると、さっきまでの疲れた顔はどこへやら!全力で駆け回り、楽しそうに言葉を交わし、「え、もっと人数多くないと無理だよ」「ねぇ、これじゃあ時間長すぎない?」と、改良案が出てくる出てくる!そこからは、話し合いと実践のサイクルが出来上がっていきました。
2学期には「ハンドサッカー」「戦とう中」「さるかに合戦」「カラフルサークル」「ホッケーン」など、いくつかのスポーツを作ることができました。まだそれぞれに改良の余地はたくさんあると、子どもたちも認識しています。けれど、何もないところにまず「原型」を生み出したことが、今学期の大きな一歩であったとふり返ります。
3学期はこれらを整理し、さらに改良を進め、「053オリジナル近代五種(?)」を作ったり、オリンピックを開催したり…どこまで出来るかは未知数ですが、一歩ずつ、前に進んでいく気合いは十分!の子どもたちです。