3年2組からのトピック


「みんなで!はじめての手作り紙」

3学期には、学校で育てているヤギやヒツジのフンで紙を作りました。
フンを集め、煮溶かし、きれいに洗い、ゴミを取り除いて漂白します。特に煮溶かす作業が大変!鼻をつまみたくなるようなにおいが辺りに広がります。出来上がった紙を見てみると…「あれれ、ゴミが多い」「わらとかをもっと取り除いた方がいいなぁ」という振り返りが。第二回はきれいな紙を目指してゴミ取りを頑張ることにしました。
第二回ではさらに、この学年の子たちが育てていた「あかり」「マロ」「ふわり」のフンを福田牧場から送っていただくことに!子どもたちは懐かしい思いを胸にして、においを我慢しながら第二号を作り上げました。頑張りの成果もあって、第二号はきれいな紙が完成!オンライン学習発表会でも好評でした。
学習発表会ではロイロノートで準備したスライドを見せながらzoomを使って「総合のあゆみ」を語りました。一人一人が自分の言葉で発表し、質問に答えている姿に成長を感じました。
最後はお世話になった方々(いなだ・子どもふるさと会/スリオンテック/福田牧場/産休に入られた先生/教育実習にいらっしゃった先生など)に向けて感謝の気持ちを手紙にしました。作った紙にも一言添えて送ったところ、お返事もいただいて子どもたちはうれしそうにしていました。
残った時間で「自分が紙にしてみたい材料」で紙作りをしました。今までの経験と方法を使った実験で、うまくいった人もそうでない人もいました。いずれにしても「繊維があるのか」「繊維が太いのか」「繊維が長いのか」ということに目を向けられたことが学びになりました。

3年1組からのトピック


「あつまれ!031の車」

冬休みの間に調べてきた車についての発表から始まりました。
そこで、みんなの気持ちを掴んだのは風船カー、もどり車、プロペラカー作りから始めることになりました。
風船カーは車体を軽くすることや空気の出る方向を考えて作ることがポイントだとわかりました。もどり車は円の形に段ボールを切らないと、うまく戻ってきませんでした。電池の数も重要です。プロペラカーでは、手作りプロペラで大きな力を作るのがなかなか思うようにいきませんでしたが頑張りました。
コース作りでは、6チームに分かれて活動しました。それぞれのチームで設計図を考え作っていきます。トンネルや橋、分かれ道などを作って面白いコースにしようと夢中になっていました。
最後に、「人が乗れる大きな車を作りたい」とう願いを叶えるために、男子が動き出しました。地下室に材料を探しに行き、板と一斗缶を見つけました。これで車体はできそうです。人が乗っても壊れない車のタイヤと車軸の材料をどうするか、頭を悩ませました。これまでの車作りの経験で、車軸をストロー、タイヤはペットボトルキャップを使っていた経験から、竹を車軸にすることを思いつきました。タイヤは竹にさせる丸い物・・・と探していくと、スズランテープがぴったり!三人乗っても壊れない車が完成しました。
学習発表会は、初めてのオンライン発表となりましたが、事前に用意した写真や動画を画面共有しながら、お客様にお気に入りの車を見ていただくことができました。また、教室に来てくれたたくさんのお客様が自分たちの作った車とコースで楽しく遊んでいる様子を見ることができてうれしかったです。
「一年間でがんばったことは全部です。」
「コースを友達と走らせることができてうれしかったです。」
「もどり車がはじめて走った時、うれしかったです。ずっと走らなかったから、大変だったけど、がんばって改良をして走るようになりました。」
「車が走りやすそうなコースができました。それは、みんながけんかをしたり、仲直りしたり、チームワークがあったからだな、と思いました。」

2年3組からのトピック


「さい後の一年 あかね・ゆき・きらら」

紡いだ糸から
手作りのスピンドルで 一生懸命糸を紡いだ子どもたち。その糸で何を作りたいのかを一人ひとり考えました。冬休みにダンボール織機の作り方やその織り方を調べてきた子が、みんなに教えてくれました。「私は家族全員分のコースターを作りたいんだ」「私はマフラーがいい」「ぼくはバッグにしようかな」この織り方だけでなく、指編みやリリアン編みなどで作品作りに取り組む子も出てきました。「学習発表会までに作り上げたい!」子どもたちの目標ができました。糸を紡ぐことやその糸で織ったり編んだりして作品を作る過程は、子どもたちの試行錯誤の連続です。子どもたちは失敗を恐れず対処法を考え、諦めず粘り強く取り組みました。

学習発表会
2月17・18日は学習発表会でした。今年はコロナ禍ということもあり、保護者に向けてオンラインで発表することになりました。今まで歩んできた活動の歩みをグループ毎に一生懸命伝えました。この日を目標にして作った作品も見て頂きました。

ヤギのあかねが赤ちゃんを産んだよ
3月9日 待ちに待ったこの日がやってきました。予定日は3月10日でしたが、1日早く出産したのです。この日、朝の動物当番だった子があかねの部屋に赤ちゃんが誕生していることに気づきました。駆けつけると、すでに真っ白で元気そうな2頭の子ヤギと、まだ羊膜がついて立ち上がれない子ヤギ1頭がいたのです。この子は寒さで震えていました。今さっき、生まれたばかりということがわかります。「立ち上がれない子はお乳を飲めたのかな・・・」皆心配そうに見ていました。福田牧場に電話すると、とにかくあかねのお乳を飲ませてと言われたので、抱いて子ヤギの口をあかねの乳に近づけました。はじめは口を開かなかったのですが、ようやく吸い付き飲み始めました。一番痩せていて立ち上がるのに時間はかかりましたが、少しずつ歩き始めました。日一日と生長する3頭の子ヤギ・・・。そのあまりの可愛さに子どもたちはメロメロです。
命の誕生は、子どもたちに大きな感動を与えてくれました。
「あかね じんつうものりこえて3頭もよくうんだね。大好き」
  「あかね よくがんばったね。ありがとう」
 出産したヤギのあかねに対しても、感謝の気持ちを伝えていました。

2年2組からのトピック


「ゆき・きららの毛で ゆき・きらら・あかね・クリームを作ろう!!」

3学期が始まりました。何だか毛の色がクリーム色(黄色い)のはなぜだろう?と思いながらゆきの毛ときららの毛を洗いました。そのうちクラスの友だちがスピンドルを作って持ってきました。今まで『糸』が気になっていた子どもたちは、紡ぐ様子に釘付けです!!その後みんなでスピンドルを作り、糸紡ぎをしました。そのうち紡いだ糸を巻いた糸巻きがだんだんヒツジに見えてきて・・・。それを生かしてヒツジ・ヤギの人形を作り、図工で作った「あつまれカリタスの森」の建物に飾りました。自分も作ってみんなでお互いの家を行き来して楽しみました。
また休み時間にオープンスペースで取り組んでいた「羊毛ボール」これを使ってマスコット(ヒツジ・ヤギ)が作れるとわかり、みんなで挑戦しました。出来上がった羊毛ボールと1年生の時に作ったそれ木のリースを組み合わせ、その中にヒツジやヤギの詩を飾ると・・・、あらら素敵な飾りができあがりました。そこでこれも学習発表会で飾ることにしました。その後ニードルを使ってゆき・きらら・あかね・クリームを作りました。
あかねは3頭のかわいい子ヤギを産んで、数日後に牧場へ元気に帰りました。
ありがとう あゆき・きらら・あかね!!!

2年1組からのトピック


「みんなと愛でむすばれているよ。きらら・ゆき・あかね・クリーム」

◆きららとゆきの毛で思い出の作品を作ろう
きららとゆきの毛を洗い終わった子どもたちは、「きららとゆきの思い出を残すために作品を作りたい」と願いました。そこで話し合い、「きららとゆきの人形」と「毛糸を使った作品」を作ることになりました。
きららとゆきの人形は、モールに羊毛をまきつけニードルで仕上げました。初めて使うニードルを慎重に使いました。なかなか難しい作業でしたが、かわいいミニきらら・ゆきができました。そして、一人ひとりが「ミニ牧場」を作り、その中にミニきらら・ゆき・あかねを置きました。
次に、羊毛をスピンドルで紡ぎ、毛糸にしました。3組の友だちに教えてもらって一足先に活動を始めていた人たちが、紡ぎ方やこつを伝え、みんなで紡ぎました。スピンドルを回して、羊毛を伸ばして、という作業はなかなか難しいようでしたが、友だちと協力しながら練習するうちに長く紡げるようになりました。その毛糸を織機で編んだり、ゴットアイを作ったりしました。きらら、ゆきとの思い出が詰まった作品となりました。

◆あかねの赤ちゃん誕生!!
3学期になり、ヤギのあかねのおなかが大きくなりました。「あかねのおなかをさわったら動いたよ!」という人もいました。予定日が近づいた3月9日、その日は1組が多摩川探検に出かける日でした。朝一番に動物小屋に行った子どもたちが「あかねが赤ちゃんを産んだ!!!」と知らせてくれました。大急ぎで小屋に向かうと、そこには、3頭の赤ちゃんが生まれていました。2頭は毛が乾き、立っていたのですが、最後に生まれたらしい1頭は、小さくてまだ毛も濡れていました。まだしっかり立ち上がっていません。牧場の方に教えてもらって、体を拭き、お乳を飲ませました。子どもたちは、3頭目の赤ちゃんをとても心配しましたが、3頭とも日に日に元気に成長しました。
子どもたちは、かわいい赤ちゃんたちを、とろけるような顔をして幸せそうに抱っこしました。「あかね、よくがんばったね」と声をかける人もいました。
きらら・ゆき・あかねと3頭の赤ちゃん、たくさんの楽しく幸せな時間をありがとう。

1年3組からのトピック


「だいすき」

学習発表会に向けての準備が、1月から着々と始まりました。今年はオンラインでの開催でしたが、初めて学習発表会を経験する子どもたちはワクワクドキドキの塊でした。やりたいことを出し合うと大きく4つに分けられ、①ともこ劇場、②ミニチュア、③多摩川作り、④冬祭りが挙げられました。①「ともこ劇場」は2学期にミニ秋祭りで行ったペープサートの劇です。4つのグループに分かれて活動しました。早くできたグループの劇を見て、人形や声の大きさを確認し、注意されたところを直してビデオに撮り、映像を配信しました。②「ミニチュア」は動物3頭と行きたい世界を作り上げる活動です。動物と自分は紙粘土で作りました。ダンボールを切り、空き箱を重ねて、海や草原を作りました。③「多摩川」は探検で見つけた虫や魚をクラフト紙で作り、拾ってきた石に絵を描きました。ビニールシートを敷いて、その上にスズランテープで水の流れを出しました。④「冬祭り」は、秋祭り、ミニ秋祭りで行ったお店の再現です。スノードーム・ネックレス・くちばしマスクを作り、電車は秋祭りのものを並べ線路も描きました。作品作りで頑張ったことを、一人ひとりがオンラインで紹介、発表しました。後日、1年生同士で作品の紹介をし、伝え合い、学び合いもできました。

1年2組からのトピック


「だいすき」

ホイップ、ココア、メルルとの暮らしは子どもたちの生活の一部になってきました。
深まる絆は子どもたちの作品にも映し出されていきます。
指絵の具で動物の姿を表現した際は、画用紙の中央から腕を回転させ命の塊がうねりのように広がっていきました。指の動きの大きさが三頭への思いの深さなのでしょう。
また、先学期から話題になっていた動物たちを寒さから守るための具体的な動きに転じたのです。杉の板に羊や山羊の絵や表札を表現して小屋の周りのフェンスに吊しました。
動物はいったん牧場へお返ししました。牧場主の福田さんにお願いをして快諾を得たのです。春の再会を首を長くして待っているのでしょう。
極寒の庭を吹き抜ける北風を防ぎたいという願いはゆっくりと形になっていたのです。
3学期は学習発表会があり、自分の言葉で今までの足跡を語りました。
川の探検にも出かけて、春の足音を肌で感じることができた学年末でした。
子どもたちは4月に上級生の仲間入りをします。

1年1組からのトピック


「だいすき」

1月、それぞれの冬休みの過ごし方を話していたところ、「すごろく」で遊んだ、という話が出ました。すごろくで遊んだことのない子どもたちがいたので、せっかくなら自分たちで作ったもので遊びたい!という思いを持ちました。名前は「1組すごろく」。楽しいすごろくにするため、まずは自分たちで好きなテーマでお試しすごろくを作りました。いよいよ1組すごろくを作ります。1年間の1組の思い出をすごろくのマスに書くことにしました。グループで話しながら1年間の出来事を振り返りました。「学習発表会で飾りたい」という思いを持ち、みんなが遊んでくれるくらい大きなすごろくを作ることにしました。模造紙を何枚も貼り合わせ、出来事が書かれたマスを貼ります。隙間には川を描いたり、立体的な橋をかけたりしました。遊ぶためのコマも紙粘土で作りました。自分の形や一緒に暮らしている3頭の動物など、思い思いに作りました。学習発表会ではたくさんの上級生や友だちが遊んでくれました。