消しゴムづくり
今年は、「全員が『自分はこれがやりたい』といえる総合にしたい」と担任から提案され、各自やりたいテーマを考えてロイロでプレゼンするところから始まりました。そして、質疑応答をしながらお互いに理解を深めていきました。
5月のある日、YOさんが「みんなにミニチュアづくりを体験して欲しい」と言い出しました。するとほかの子たちも順々に名乗りをあげました。結局「ミニチュアづくり」・「風(まずは紙飛行機)」・「カルタづくり」・「食品サンプル」・「消しゴムづくり」・「押し花」の6つを順番に体験をしました。この中からテーマを決めます。
YNさんが提案した「消しゴムづくり」は、日頃何気なく使っている文房具がどのように作られているのか疑問に持ったところから始まりました。ネットで調べたところ、板ガムから作れるらしい、というので挑戦してみました。ところが・・・3日乾かせば消しゴムになるはずが1週間放置してもネチョネチョのままの作品が半分以上ありました。またできた消しゴムで鉛筆の線を消してもうっすらと消えるだけでした。明らかに失敗です。もう一度やりたい、という声がたくさん聞かれました。
さて、いよいよテーマを絞ります。まずは6つの候補を3つに絞りました。残ったのは「風」・「食品サンプル」・「消しゴムづくり」です。そこから自分のやりたいことを一つ選び、三つ巴で意見を戦わせました。納得できないことにはとことん質問をし、それに対して丁寧に説明を繰り返すこと延べ3時間。ようやく意見が出尽くしました。そこで多数決。34人中16人の賛成で消しゴムづくりに決まりました。
まずは、お試しで作った失敗作の消しゴムが、成功するまで材料や分量を変えながら何度も試行錯誤していく予定です。