映画制作~思っているだけでは始まらない~
2学期はオンライン授業でのスタートとなりました。話し合いの中で子どもたちが一番悩んだことは「全員で一つの映画を作るか、クラスの半数に分かれてそれぞれ映画を作るか」ということでした。皆の願いは「クラスの一人ひとりが夢中になって映画を作ること」です。できれば皆で一つの作品を作りたいけれど、一人一人が暇になることなく力を発揮する活動にしたい…そんな思いが交錯していました。
そのような中で「シナリオセンター」というシナリオ作りの学校の方に映画作りのアドバイスをいただけることになりました。映画制作の工程や役割分担などを教えてくださり、映画制作の流れや活動の方法が見えてきました。
同時に、企画案の検討も始めました。いくつかの案の中から「世界平和計画」という物語を映画化することに決めました。一度は二つに分かれて制作すると考えた子どもたちでしたが、魅力的な物語に出会い、クラス皆で「世界平和計画」の制作に取り組むことに決めました。その他の企画は、予告編として短い映画を作成して上映しようと考えました。
こうして、ようやく「世界平和計画」と「予告編」の制作が始まりました。活動に取りかかると子どもたちは勢いよく動き始めました。すぐに役割が決まりました。
この時、もう一度シナリオセンターの方に出前授業をしていただきました。「世界平和計画」の企画案を読んでいただき、その上でおもしろい映画にするためのコツを教えてくださいました。出だしの描き方、キャラクターの設定の仕方、絵コンテやシナリオの書き方…今まで知らなかった映画作りのコツをたくさん教えていただきました。
それらを生かして、早速キャラクターの性格を考えたり、脚本や絵コンテを描いたりと活動が進んでいきました。一学期の映画制作の経験を活かし、話し合いや意思の疎通を大事にして活動しています。2学期は撮影の途中で終わりました。映画の完成を楽しみにしています。
シナリオセンターのホームページで授業の様子を紹介してくださいました。
※10月1日 シナリオセンターの方との授業の様子
▼「みんなで映画を作るには /カリタス小学校6年生の映画作り」
※10月28日 シナリオセンターの方の出前授業の様子
▼「小学生がショートムービーを作るコツ/カリタス小学校6年生②」