マジック(仮)
4年3組総合の目標は、「①男子と女子が一緒に楽しめる総合/②友達の意見を尊重する総合/③みんなで協力する総合/④平等な総合(命令はしない)/⑤けんかしても仲直りする総合」です。テーマを考え始める前に、みんなでどんな総合にしたいかを話し合って決め、これらの目標を模造紙に書いて教室に掲示するところから出発しました。
5月連休が明け、いよいよテーマを考えます。「生き物の繁殖」をやりたい人は多く、「は虫類A」「は虫類B」「哺乳類」「昆虫」「魚類」の5チーム。他に「映画」「ジオラマ」「木の家具」「お笑い」「劇」「ふかふかのパン」「手話」「ホワイトボード」「ロボット」と多種多様なアイデアが出され、チームを作って話し合いました。具体的内容、メリットとデメリット、1年間の活動計画、他チームとコラボする可能性を考え、その成果をプレゼンテーション(合計3回)で聴き合い、意見交換を重ね、その度にチームが変わっていきました。その過程で「折り紙」「多摩川の石研究」「動物園」のチームが生まれて体験会もしましたが、第3回プレゼンから登場した「マジック」に、歴史を調べて新しいマジックを生み出したいという具体的な願いがあり、実際にマジックを披露して注目を集め、高く評価されていきました。
こうして絞られたテーマは、「生き物の繁殖」と「マジック」の2つ。「生き物の繁殖」チームの「絶滅危惧種のアカハライモリを繁殖させたい」という思いと、「アカハライモリには触れない」「毒があるのは怖い」という苦手な人の問題について熱く議論しましたが、なかなか折り合いが付きません。そして、7月4日最終議論で絞れなかったら多数決で決めるという道を選びました。「生き物の繁殖」チームは新たに魚類や哺乳類の案を考えましたが、クラスで掲げた目標に照らして、1年間全員で楽しく追究できそうな「マジック」が勝り、4年3組は「マジック」に決定しました。現在、テーマ名の案を出し合っているところです。